節約して貯蓄額アップ!一人暮らしにおすすめの節約術15選

ユーロ札を突っ込まれた貯金箱

一人暮らしをしている人は家賃や食費、光熱費などを自分の収入からすべて支払わなければならず、実家暮らしに比べて貯金がしづらいと感じている方も多いでしょう。一人暮らしで貯蓄額を増やしていくためには、生活の中で見直さなければならない点も多々あります。

そこで今回は、

  • 一人暮らしだけどしっかり貯金もしていきたい
  • 貯金額をもっと増やしたい
  • 気軽に取り入れられる節約術が知りたい

というような方に向けて、一人暮らしで実践したい節約術を15の項目に分けてご紹介していきます。貯金がなかなかできずに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしの食費・外食費を節約する方法

電卓とジャガイモとコインとスプーン

一人暮らしの食費・外食費の平均金額

一人暮らしで大きく差がつく部分の1つが食費や外食費です。個人差も大きくなる項目ではありますが、一人暮らしの平均金額はどのくらいなのでしょうか。

「統計局 2018年 家計調査家計収支辺 単身世帯」によれば、食料は40,026円、外食は10,653円となっていました。上記のデータから、一人暮らしで1ヶ月にかかっている平均食費は約4万円、外食費は約1万円ということがわかります。

あらかじめ予算を決めて生活をする

一人暮らしでかかっている生活費の中で食費を節約するには、あらかじめ1ヶ月で食費にかける予算を決めるという方法があります。特に外食に関しては、何も考えないで利用していると値段が高くなりやすいです。月の始めに外食に使える上限の値段を決めておき、予算内で収めるように生活すると良いでしょう。

外食は控えて自炊が基本

一人暮らしで食事を作るのが面倒だからと外食ばかりしていると、外食費が多く掛かってしまいます。外食ばかり利用した場合と自炊を基本とした場合では、1ヶ月で約2万円以上も金額の差が出るので、食費を節約したい場合は自炊がおすすめです。

自炊をする場合も、より安いスーパーやスーパーの特売日・タイムセールなどを積極的に利用すると、食費をぐんと浮かせることができます。仕事帰りの遅い時間帯にはお惣菜などが値引きされるスーパーがほとんどなので、賢く利用するとお得です。

コンビニ弁当やレトルトを上手く活用する

食費ではありませんが、たまには安く買えるコンビニ弁当や温めるだけで食べられるレトルト食品も節約になります。調理に手間が省けるので、光熱水道費の節約になるのです。また、下ごしらえなども不要なので、時間の節約にもなるでしょう。

使いきれる量やよく食べる食材を買うこと

スーパーで買い物をする際は、使いきれる量の食材を買うことも大切です。一人暮らしは食材の消費量が少ないので、消費量を考慮しないと大量に余らせたり腐らせたりしてしまう場合があります。どうしても食材が使いきれない場合は、残った食材や料理は冷凍保存するのもおすすめです。

一人暮らしの光熱水道費を節約する方法

電球が自分でコンセントに刺す

一人暮らしの光熱水道費の平均金額

次に、光熱水道費の単身世帯平均金額を見ていきましょう。

・水道光熱費…11,847円

光熱水道費には、電気代、ガス代(都市・プロパン)、水道料金、冬期は暖房用の灯油代が主に含まれます。

契約事業者や契約アンペアを見直す

2016年から実施された電力自由化によって、電気代は契約する企業や事業者によって大きく変わるようになりました。それぞれの電気提供事業者を比較し、自分の生活スタイルに合ったプランのある事業者で契約しているか確認してみましょう。一人暮らしの場合は20Aの契約プランで十分です。

電源タップを活用する

1ヶ月の電気使用量の中で、待機電力による消費は約10%と言われています。スイッチのオンオフでこまめに電気を遮断できる電源タップを使用すると、待機電力の消費量を今より抑えられます。

断熱シートの使用やエアコン掃除で冷暖房の電力節約

エアコンの設定温度を工夫することも節約につながります。具体的には、冷房では28度、暖房では20度の設定にするのがおすすめです。

部屋が寒いと感じる場合は、冷気が入ってくる窓に断熱シートを貼ってみましょう。また、エアコンのフィルターを月に一度掃除すると、同じ温度設定のままでも効果が上がります。

中火で調理をする

自宅でIHでなくガスコンロを使用している場合、キッチンでかかっているガス代は全体の約3~4割程度になります。ガスコンロを使用する際には、必ず強火でなく中火で調理するように心掛けましょう。普段強火で使用していた場合、中火に変えるだけでもガス代の節約になります。

20分以上の入浴は浴槽を使おう

1回に20分以上入浴している人でお風呂にお湯を貯めずシャワーを使っている人は、浴槽の使用に切り替えた方が水道料金やガス代の節約になります。シャワーを使用する際も出しっ放しにするのはやめ、節水のシャワーヘッドなども併せて使用するとより節約できます。

食器洗い乾燥機や貯め洗いで節水

1回に溜まった食器を手洗いする場合と食器洗い乾燥機を使用する場合では、およそ20Lもの水量の差が出ます。食器洗い乾燥機は導入に少し手間とお金が掛かりますが、長い目で見るとかなりの水道料金の節約になるのでおすすめです。

食器洗い乾燥機を買う予定がない人も、積極的に貯め洗いをするなど食器洗いの際に節水を心掛けてみてください。また、洗い物をする際にはなるべく給湯器を使わないようにすると、ガス代の節約にもつながります。

他にも節約できるところはたくさんある

エスカレーターの隣でいじるスマホ

給料に見合う家賃で物件を選ぶ

物件を選ぶ際、家賃の目安金額は手取り収入の3割程度までがセオリーになります。都心部に住んでいる場合はなかなか安い家賃の物件が見つからない場合もありますが、できるだけ収入の3割以内、できればさらに安いところを探してみましょう。

SIMフリースマホで通信費を節約

スマートフォンなどの通信費も、意外と高い金額になっている場合が多く必ず見直したいポイントです。大手キャリアの月平均通信費は8,000円程ですが、格安SIMやSIMフリーのスマホに乗り換えれば月々2,000~3,000円程で済みます。

最近では格安SIMの種類も増えてきて乗り換えの選択肢も多くなっているので、自分の使用状況に合ったものを選びましょう。乗り換えを考えていない人も、現在の契約プランを見直してかけ放題プランをやめるなど、通信費の節約を考えてみてください。

保険の入りすぎに注意!

保険費も一度見直しておきたい固定費の1つです。一人暮らしで会社員の場合は、月々2,000~3,000円程度で組める最低限の総合型保険で十分でしょう。必要以上に入り過ぎているとわかった場合は契約プランを組み直してみると固定費の削減になります。

服・美容品・嗜好品はルールを決めて購入

女性であれば特に、服や美容品などにお金を多く遣いがちです。衣服や美容品・嗜好品は何も考えずに買っているといつの間にか高額になってしまうものなので、節約したい人にとっては注意が必要です。

「できるだけ着回しやすい服を買う」など自分の中で一定のルールを決めて購入するようにすると、無駄遣いを抑えられます。また、通販のセールやアウトレットを上手に利用したり、セルフネイルに挑戦したりするなどおしゃれは我慢せずに節約できる方法も様々あるので工夫してみましょう。

健康管理も重要!市販薬よりも病院のお薬が良い

せっかく節約生活をしていても、体調を崩すと病院代や薬代などの医療費が多くかかる上に仕事にも支障が出てしまいます。無理して風邪をこじらせてしまうと意外と出費がかさむので、体調がおかしいと感じたら、できるだけすぐにかかりつけの病院を受診するようにしましょう。

ドラッグストアでも風邪薬の市販薬は売っていますが、病院の処方箋の方が症状に合ったものがもらえるので早く治るケースが多いです。急な体調不良や怪我などのトラブルにも対応できるように、普段からかかりつけの病院を持っておくと安心ですです。

まとめ

今回は、一人暮らしの節約術についてご紹介してきました。一人暮らしはどうしても出費が多く、実家暮らしなどと比べると貯金は大変ですが、工夫次第ではしっかり貯蓄を増やしていけます。

固定費の削減や予算を決めてお金を遣うなど、日々の生活で意識していくことが節約では大切です。今回ご紹介した方法を参考にして、節約生活を始めてみましょう。