JALマイルを貯めている方で気を付けていただきたいのが「有効期限切れ」です。貯めたJALマイルは、フライトやサービスで利用できるため、魅力がたくさんあるのはご存知でしょうか?
使わずに失効してしまえば、せっかく貯めたJALマイルも何の意味も持たなくなってしまうのでもったいないでしょう。この記事では、
- 有効期限が切れるのはいつ?
- JALマイルはどうやって、何と交換すればいいの?
- JALマイルに設定された有効期限をなくすには?
という疑問を解消するために有効期限に関してご紹介しているので、JALマイルを賢く使いたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
JALマイルの有効期限はいつ?
獲得日から36ヶ月後の月末まで
JALマイルが使える期限は36ヶ月、つまり3年間です。マイルを獲得した日から36ヶ月後の末日までとなっているため、「2020年1月13日」にマイルを獲得した場合には「2023年1月31日」が有効期限となります。
国内の航空会社ANAも同じように有効期限は36ヶ月です。期限を知るためにも、自分が最後に搭乗した日を確認してみましょう。
例外もあるので注意!
有効期限は36ヶ月ですが、例外もあるので気を付けましょう。
1つ目の例外は、JGCライフマイレージで100万マイルを超えることです。JGC Five Starになるので期限がなくなります。
2つ目の例外は、JAL「ダイヤモンド」「JGCプレミア」でのステイタス保持期間であることです。ステイタス期間中であれば有効期限がないので期限を気にすることなく利用できます。
3つ目の例外は、JMBの「GGWAONカード」に入会しメンバーになることです。メンバーになれば有効期限の年数が伸びます。36ヶ月から60ヶ月に変更になるので55歳以上であれば入会すると良いでしょう。
有効期限が切れる前に!JALマイル交換方法
eJALポイントに交換する
eJALポイントとは、仮想通貨や電子マネーのように使えるポイントです。有効期限が迫る前にeJALポイントに交換すれば様々なサービスに利用できます。
例えば、国内・海外パッケージツアーやJALダイナミックパッケージといった航空会社の旅行商品のほか、燃油サーチャージや航空券の購入などの支払いにeJALポイントが使えます。
旅行や出張などにお得に活用できるので、有効期限が迫る前にeJALポイントに交換しておくと便利でしょう。
電子マネーなら「WAON」交換が一番お得
JALマイルを電子マネーにして買い物で利用したいならWAONに交換することをおすすめします。この方法であれば、旅行を多くしない方や飛行機の利用が一定期間ないことが分かっている方でもJALマイルを便利に活用できます。
交換レートは1マイル1円です。交換したWAONは、イオンでの買い物等に利用できるので、食料品や日用品の購入時に使えます。
ただし、1万マイルに満たない時にはWAONに交換できません。同一年度に交換できるマイルも2万マイルと定められているので気を付けましょう。
マイルが少なければ「ミニマイル」交換もおすすめ
ミニマイル特典なら、マイルが少なくても交換できます。マイルを交換する場合、1万マイル単位が一般的ですが、ミニマイルであれば2,000マイルや3,000マイルでも交換可能です。
交換できるアイテムとしては、化粧品やネットショッピングで使えるクーポンのほか、テーマパークの入場チケットやJAL工場見学といった体験イベントにも交換できます。
日常生活で活用するだけではなく、旅行での楽しみを増やすことや体験イベントもあるので幅広い年代の方が満足できるサービスです。貯まっているマイルが少ない場合には試してみましょう。
航空券やツアー購入と引き換えられる「JALクーポン」
マイルはJALクーポンに交換することもできます。JALクーポンは、航空券やツアー購入、ホテルの支払いや機内販売といった支払い時に利用できるJAL専用のクーポンです。
1万マイルはJALクーポン2000円券を6枚と交換でき、様々な用途で使用できます。eJALポイントと比較すると交換レートが低いですが、使える場所が多い点がメリットでしょう。
飛行機を使った旅行を頻繁に行う場合に活用すると便利です。
「JALとっておきの逸品」で便利な品と交換
JALとっておきの逸品で交換すると、贅沢な時間が過ごせます。JALとっておきの逸品とは、JALと大丸松坂屋法人外商部がセレクトした様々なアイテムと交換できるサービスです。
全国で有名な地酒や国産和牛、新鮮な海産物などの美味しいグルメに交換できるほか、ダイエットや美容に関するアイテム、ビジネスバッグや腕時計などの仕事で使えるアイテムと交換して使用できます。
そのほかにも、掃除機やスピーカーといった家電もあるので、好みのアイテムと交換し、思い思いの使い方をしてみましょう。
現金化も手間はかかるが行える
手間がかかりますが、JALマイルを現金化することもできます。電子マネーや商品に交換しても使う機会がなければマイルの失効と同じで勿体ありません。
現金化できれば多くの用途で利用できるので便利でしょう。方法としては「JRキューポ」を利用します。手順は以下の通りです。
- JALマイルをJRキューポに交換する
- JRキューポポイントをG-Pointに交換
- G-Pointを現金に交換する
年度内の交換上限が定められているほか、年間で2万マイルまでしか交換できないので注意が必要です。
上級ステイタスでマイルの有効期限がなくなる!?
JMBダイヤモンド会員の場合
JALマイレージクラブのダイヤモンド会員であればマイルの有効期限はありません。最上級会員となり、JALを多く利用する方が対象となるでしょう。
JALマイレージクラブの取得条件は、年間10万フライオンポイントを獲得していることです。例えば、国内線のファーストクラスを利用すると、東京から那覇で片道3,352フライオンポイントが貯まります。
約30回搭乗すると10万フライオンポイントが貯まるので、飛行機を多く利用する方でしかダイヤモンド会員にはなれないでしょう。
JGCプレミア会員の場合
JGCプレミア会員でも有効期限なくマイルを貯めておくことが可能です。JGCプレミア会員も、JMBダイヤモンド会員と同様に上級ステイタスとなります。
年間で8万フライオンポイントを取得し、かつJALカードを持っている方がJALグローバルクラブのプレミア会員になることができ、優先搭乗や手荷物優先受け取りといったサービスも受けることが可能です。
期限が無期限となるので、年間に多く飛行機に搭乗する場合はJALカードを所有しておくと便利でしょう。
JGC Five Starの場合
JGC Five Starというステイタスをもらうことでも有効期限を無期限にできます。JGC Five Starは、フライトマイルが100万マイル貯まった方がもらえるステイタスです。
航空会社の中でもJALに搭乗することが多く、生涯のうちに仕事やプライベートで多く搭乗するのであれば、100万マイルを突破する可能性もありますが、一般的に考えると難しいです。
まとめ
JALマイルには有効期限があるので、「気が付かないうちに期限を過ぎていた」、「期限があることを知らずに気が付いたら失効していた」といったケースも少なくありません。
上級ステイタスであれば、無期限で使用できますが数年に1回の利用程度であれば、JMBダイヤモンド会員やJGCプレミア会員になることは難しいでしょう。
しかし、期限が切れる前にeJALポイントやWAON、ミニマイルやとっておきの逸品に交換することが可能なので、自分の好みや使う頻度の高いポイントに交換することでお得に活用できます。
有効期限が迫っていて使い道に困っている方がいれば、上記の交換方法を参考にしてポイントやクーポン、商品に交換してみてください。