ポートフォリオを用いた資産運用をしよう!おすすめの割合とは?

資産ポートフォリオ

資産運用する際のポートフォリオとは、保有している金融商品の割合やその一覧を指します。金融商品の内容や保有割合をきちんと考えることが、資産運用を成功させる秘訣です。

本記事では、ポートフォリオに焦点をあてて、作るときのポイントや金融商品について詳しく解説します。

そもそも「ポートフォリオ」とは?

資産ポートフォリオについて話している人たち

そもそもポートフォリオの語源は、「複数の書類を持ち運べるケース」という意味です。ここから、金融におけるポートフォリオとは、投資家が保有する金融商品の組み合わせや一覧を指すようになりました。

ポートフォリオを作ることで、金融商品を管理しやすくなり、その人がどのような姿勢で資産運用しているのかが分かります。ここでは、ポートフォリオについて説明しましょう。

具体的な金融商品の組み合わせのこと

金融分野におけるポートフォリオは、投資家が保有している金融商品の組み合わせやその一覧のことを指します。資産運用する場合は、リスクを回避するために、さまざまな異なる金融商品を保有することが基本です。年齢やリスク許容度によって保有する金融商品は異なりますが、保有している金融商品をまとめてポートフォリオといいます。

代表的な金融商品は5つ

ポートフォリオはさまざまな金融商品で構成されますが、代表的な金融商品は、預貯金、保険、債券、投資信託、株式投資の5つです。投資初心者であれば、この5つから始めるのが無難でしょう。ほかにも、FXやREIT、不動産、ビットコインなどさまざまなものがありますが、こういった金融商品は、投資に慣れてきてから始めても遅くはありません。

金融商品は、その種類によってリスクとリターンが異なります。金融商品によるリスクとリターンについては、次項で詳しく説明しましょう。

アセットロケーションとの違い

ポートフォリオに似たものに「アセットロケーション」がありますが、ポートフォリオとアセットロケーションは異なる概念です。アセットロケーションとは、資産の種類や配分を決めたものです。少し分かりづらいので、例を挙げて説明しましょう。

(アセットロケーションの例)

  •  日本株式50%
  •  外国株式20%
  •  外国債券30%

このように、アセットロケーションとは資産を大まかに配分することです。これに対してポートフォリオは次のようになります。

(ポートフォリオの例)

  •  A会社の株式25%、B会社の株式25%(日本株式50%)
  •  C会社の株式10%、D会社の株式10%(外国株式20%)
  •  E国の債券30%(外国債券30%)

つまり、ポートフォリオとは、アセットロケーションの配分にしたがって、どの会社の株式を保有するのか、どの債券を購入するのかといった、より具体的な金融商品の組み合わせを指します。

ポートフォリオを作る場合は、順番として、まずアセットロケーションを決め、次にポートフォリオを決めるといった2ステップを踏むのが正しいやり方です。

しかしながら、アセットロケーションとポートフォリオを厳密に分けず、アセットロケーションのような大まかな配分をもポートフォリオと呼ぶことも少なくありません。そこで、本記事でもアセットロケーションとポートフォリオを厳密に分けず、資産や金融商品の割合や組み合わせをまとめてポートフォリオと呼びます。

金融商品のリスクとリターンを把握しよう

3つの麻袋

金融商品はそれぞれリスクとリターンが異なるため、自分の目的にあったポートフォリオを作るために金融商品ごとのリスクとリターンを把握することが大切です。ここでは、金融商品のリスクとリターンについて説明します。

金融商品によって異なる

金融商品によってどのようにリスクが異なるのかは、次の図を見ると分かりやすいでしょう。

金融商品によるリスクとリターン

預貯金や保険の多くは、元本が保証されており安全ではあるものの、リターンはほとんど望めません。そのため、預貯金や保険はローリスク・ローリターンに分類されます。

債券は、投資信託や株式よりも安全性の高い金融商品です。国や地方公共団体、一般企業が投資家からお金を借りるために発行するもので、満期まで保有しておくと元本に利息がついて戻ってきます。発行体(国や地方公共団体など)が破綻しない限り元本は戻ってくるため、元本保証された安全な金融商品といえるでしょう。ただし債券も金利が低く、大きなリターンは望めません。

投資信託は商品によってリスクが異なります。そもそも投資信託とは、投資家から集めた資金を投資のプロがまとめて運用し、運用結果によって利益を分配する金融商品のことです。投資信託にはさまざまな商品が組み入れられているため、株式よりリスクが低い傾向があります。

たとえば国内株式がメインの投資信託であれば、国内企業数十社の株式で構成されますが、数社の業績が悪くてもほかの企業の業績がよければ、その投資信託全体の利益は平均化され安定するのです。

ただし大きなリターンを狙う投資信託もあるため、「投資信託は安全」と判断して安易に購入してはいけません。その投資信託の内容をじっくりと吟味することが必要です。

最後に株式ですが、ここで紹介した5つの金融商品のなかでは、ハイリスク・ハイリターンな部類に入る金融商品です。投資といえば、まず真っ先に思い浮かべるのが「株式」という人も多いでしょう。しかし、金融商品のなかではハイリスク・ハイリターンな部類に入るということは頭に入れておいてください。

投資地域によって異なる

金融商品は、投資地域によってリスクとリターンが異なります。どの金融商品でも、国内よりも海外のほうが、また海外でもアメリカやヨーロッパよりも新興国のほうがハイリスク・ハイリターンといえるでしょう。

ポートフォリオを決めるときのポイント

ASSETと書かれたブロック

ポートフォリオを決める場合、いくつかの重要なポイントがあります。ポートフォフリオを作る場合は、自分の好きな金融商品だけを購入すればいい訳ではなく、分散投資になるように資産を分散したり、また年齢や許容できるリスクを考慮したりする必要があるのです。

ここでは、ポートフォリオを決めるときのポイントを詳しく説明しましょう。

分散投資が基本となる

ポートフォリオの原則は分散投資です。次の3つのポイントで、資産の分散を考えていきましょう。

  • 地域分散:国内だけでなく、アメリカやヨーロッパ、アジアなど複数の国や地域に分散します。
  • 資産分散:先ほど説明した5つの金融商品(預貯金、保険、債券、投資信託、株式)のなかからいくつかを組み合わせます。
  • 通貨分散:日本円だけでなく、ドルやユーロなどの外国通貨建てで投資します。

運用タイプから決める

ポートフォリオを決める際には、運用タイプから決めることもひとつの方法です。次の3つの運用タイプがあります。

  • 安定運用タイプ
  • 中間タイプ
  • 積極運用タイプ

安定運用タイプでは、預貯金や保険、債券などを中心にポートフォリオを作るやり方です。このなかに、安全と思われる投資信託を組み入れて、少しずつ資産を増やしていきます。ゆっくりですが着実な方法です。

中間タイプは、債券と投資信託を中心にしたポートフォリオです。このなかに株式を組み入れて、ミドルリスク・ミドルリターンなポートフォリオを作ります。

積極運用タイプは、株式をメインとしたポートフォリオです。株式ばかりだと値動きが激しいため、比較的安全な投資信託や債券でリスクを分散します。

年齢によるリスク許容度を考慮する

年齢によって許容できるリスクは異なるため、ポートフォリオを作るときは年齢によるリスクを考慮しましょう。

次の表を見てください。

年齢によるリスク許容度年齢の横に「RT5やRT4」などと数値が並んでいますが、これはその年代の人が取れるリスク許容度を表しています。数値が大きいほど、リスク許容度が大きい(リスクをより取れるということ)ということです。

表からも分かる通り、若ければ若いほどリスク許容度は高くなります。なぜなら若ければ多少損失が出ても取り返せるからです。若いときは、株式などを中心としたポートフォリオを組み資産を積極的に増やしましょう。反対に50代を超えたら、資産を守ることを考えたポートフォリオを作ることが重要です。債券を中心とした守りのポートフォリオを作りましょう。

GPIFのポートフォリオを参考にする

ポートフォリオを作るときにGPIFを参考にする方法があります。GPIFとは、国民の年金を運用している機関のことです。運用成果は、ネットで簡単に確認することができます。2001年から2020年半ばまでの収益率(年率)は3.37%と、決して悪い数値ではありません。

GPIFのポートフォリオは、次の図の通りです。シンプルで分かりやすいポートフォリオとなっており、どのポートフォリオがいいのか迷ったら参考にするのもよいでしょう。

GPIFのポートフォリオ

 

※参考:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)

ポートフォリオは定期的に見直す

ポートフォリオは定期的に見直してください。頻繁な見直しは不要ですが、半年に1回、1年に1回と期間を決めて、目指すべきポートフォリオの形になっているかどうかを確認しましょう。

資産運用シミュレーションを活用しよう

ポートフォリオの作成で迷ったら、資産運用シミュレーションを活用するのもよい方法でしょう。ネット上には無料で使える資産運用シミュレーションがいくつかあり、自分の投資計画やリスク許容度を入力すると、自分に合ったポートフォリオを提示してくれて便利です。さまざまな異なる条件でシミュレーションしてみると、イメージを掴みやすくなります。

ポートフォリオ作成後の運用について

投資の線を描く男性

ポートフォリオを決めたら実際に運用を始めます。運用の際におすすめなのが積立投資です。ここでは、より安全でストレスのない積立投資について説明しましょう。

より安全な積立投資を利用する

資産運用するときは、より安全な積立投資がおすすめでしょう。たとえば、毎月1日に5万円ずつ決まった金融商品を購入していくといったやり方です。先ほど説明したポイントをもとにポートフォリオの内容を決めたら、投資金額や期間などを設定していきましょう。

たとえば国内株式を50%、投資信託を50%のポートフォリオと決めた場合、毎月の投資額が5万円なら、2万5千円分ずつの国内株式と投資信託を購入します。

「長期・分散・積立」で資産運用することで、ストレスを感じることなく着実に資産を増やしていけるでしょう。また、NISAやiDeCoといった税制面でお得な制度を利用し、節税しながら運用することもおすすめです。

投資金額・積立期間・利回りを決めて運用

積立投資の場合は、投資金額や積立期間、利回りを次の例のように決めます。

(積立投資の例)

  • 最初の投資額は100万円
  • 月々5万円ずつ(証券会社で「毎月1日5万円の自動積立」を設定しておくと手間要らずです)
  • 想定する利回り3%
  • 10年間の運用

これはあくまでも参考例です。資産運用する場合は、家計に無理のない範囲で行うことが何よりも大切なのはいうまでもないでしょう。無理なく、より長く積み立てることで複利効果が一層大きくなり、より大きなリターンが期待できるのです。そのためにも、日々の生活を圧迫しないような金額設定が重要でしょう。

まとめ

分散投資と書かれた看板

資産運用する場合は、ポートフォリオの内容がとても大切です。どのような金融商品をどのくらいの割合にするのかは、自分の年齢やリスク許容度によって変わります。分散投資を心がけて、自分にぴったりなポートフォリオを作って資産運用を始めましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

【監修】青柳仁子

◆一般社団法人 日本コンサルティングFP普及協会 代表理事 ◆一般社団法人 ウーマンリッチ実践協会 代表理事 ◆Hito.co株式会社 代表取締役 ◆投資スクールブルーストーンアカデミー 代表 ◆日本ビジネスインテリジェンス協会 理事 ◆日本経済大学大学院 臨時講師 ◆明治大学リバティアカデミー 講師 ◆大手コンサルティング会社で中小企業の財務改善を手掛け、最年少女性マネージャーとして史上初の最優秀賞を得る。その後外資系生命保険会社にヘッドハントされ転職。 ◆個人の家計相談に乗り、3か月で100件の契約を取得し、社長賞を得る。 2007年に中立的な立場のFP事務所を立ち上げ独立。 ◆2010年に投資スクール『ブルーストーンアカデミー』を設立し、8年で受講生1600名を突破。グループ年商1億円の事業に育てる。相談件数累計20,000件以上、相談を受けた投資金額累計25億円以上。売り上げの一部をチャリティ団体に寄付
資産ポートフォリオ

お金を増やし資産を作る投資メゾット


あなたは毎日の生活が忙しいからと言って、お金を貯める事・将来の資産作りについて考える時間もないと見て見ぬふりしていませんか?

資産を作るのに年収は関係なく誰でも実現可能です!その方法は、誰がどう見ても「出来そう」としか思えないたった7つのステップを意識するだけ。

コツコツ・少しずつ20年後、30年後を見据えた、誰でも実践出来るお金の殖やし方を無料レポートにてお伝えします。

●無料レポート概要
1・収入の2割は貯蓄する
2・家計をメタボにしない
3・貯めたお金は寝かさずに増やす
4・お金の流れを作る
5・リスクとうまく付き合う
6・ブレーンを持つ
7・自己投資を欠かさない

など、他では入手できない秘密の投資メゾットを無料でプレゼント中です!