投資・ビジネスに役立つ!有名投資家たちの名言・格言

外で立っているビジネスマン

投資やビジネスの世界に身を置く人にとって、人生は選択の連続であることは身に染みて感じていることの1つでしょう。判断に迷い、決断を間違えてしまえば、大きなお金や大切なものを失うことになります。

だからこそ、迷ったり悩んだりしたときに光となる名言・格言を多くの投資家・ビジネスマンは求めるものです。

この記事では、投資家・事業家の方に向け、

  • ビジネスになぜ成功者たちの名言・格言が役立つのか
  • 有名投資家ウォーレン・バフェットの格言を知りたい
  • 有名投資家ピーター・リンチの名言とは?

について詳しくご紹介します。

投資で悩んでいる人やビジネスで有利な結果を導きたい人はぜひ参考にしてみてください。

投資に悩む人は成功者の名言・格言を参考にしよう

名言に導かれてドアを開け進ビジネスマンのシルエット

言葉には力がある

言葉は、計り知れない大きな力を持っています。国によって使っている言葉は違うものの、成功者の言葉には特に強いパワーが宿っていると言えるでしょう。

また、場面によっては魔法のように大きな力を発揮することもあり、成功者の思考を自分の行動に活かすことも可能です。

ハーバード大学の研究者は、人間が自分の思考や行動を選択できる自由な意志は、脳によって勝手に作り出されたものであるという論文を発表しています。つまり、言葉が脳を通じて新たなものを生み出す魔法となり、大きな力となって行動につながっていると言えます。

日本では古くから言霊という考え方があり、言葉は魂を持っているとされています。計り知れない未知の力が言葉には宿っているのです。

迷った時の指標になる

生きている間は様々な場面で迷い、常に選択の連続となります。明確なビジョンを持っているつもりでも、時には進む道を間違えて袋小路に迷い込んで動けなくなることもあるでしょう。

しかし自分自身の芯の部分に名言や格言をインプットしておくと、迷った時の指標となって本来の自分に戻れます。迷った時に覚えておきやすいような方法で確認できると安心です。

心に響く言葉はメモしたり、手書きでノートや手帳に書き留めたりすると、より覚えておきやすいです。また口に出して繰り返して口癖にしておく方法もあります。

迷った時の指標として名言・格言をフル活用してみましょう。

精神的な安定につながる

精神的な安定を保つために、言葉の力を借りて自分自身で精神をコントロールしてみましょう。

精神的に不安定な状態だと選択ミスをしやすくなります。精神を安定させるため、心が抱えている問題はすぐに解消すべきです。

そのためには、紙に思っていることや感情を書いて客観視してみることをおすすめします。ストレートな感情や心と向き合うことで、抱えている問題をはっきりと意識してみてください。

書き出した悩みや問題を明確にした上で、ポジティブな格言や前向きな名言を意識すると心や気持ちが安定してきます。揺らぐ気持ちが格言で定まったり、悩ましい問題が名言で解消したりするので、ぜひ活用してみましょう。

有名投資家の名言~ウォーレン・バフェット~

円マークを積み重ねる

ウォーレン・バフェットとはどんな人物?

投資の神様と呼ばれているウォーレン・バフェットの名言は押さえておいて損はありません。アメリカの投資家であり、世界的に有名な資産家でもあるウォーレン・バフェットは、経営者としての顔も持つ大富豪です。

1930年にアメリカのネブラスカ州オマハで生まれ、幼い頃からビジネスをして育ちました。祖父から6本25セントでコーラを購入し、1本5セントで売ったり、競馬の予想新聞を販売したりとビジネスマンとしての才覚を幼少期から見せています。

11歳で初めて株券を購入して、株式の売買方法や忍耐を知ったとも語っています。証券会社を営んでいた父親の影響もあり、幼少期から経営に関してのノウハウを知らずと学んでいたのでしょう。

後に、下院議員に当選したウォーレン・バフェットの父はワシントンDCへと引っ越しました。しかしウォーレン・バフェット自身は生まれ育ったオマハの家を離れることなく、現在もオマハで投資会社の会長を務めています。

「お金」が好きなわけではなく、「お金を増やしたり稼いだりすること」が好きなだけ

ウォーレン・バフェットは世界トップレベルの資産家であり、ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスと肩を並べる程の資産を築いています。11歳から築き上げた資産総額は866億ドルです。

多くの資産があるなら贅沢に暮らして、お金が大好きな人物なのではと思う人も多いでしょう。しかし、ウォーレン・バフェットは質素な生活を続け、多くの募金も行っています。

彼の名言の1つに”「お金」が好きなわけではなく、「お金を増やしたり稼いだりすること」が好きなだけ”という言葉が残っています。つまり、ビジネスとして投資を行った結果がお金となって返ってきたということです。

ウォーレン・バフェットは、名言通り「お金を増やしたり稼いだりすること」が好きだからこそ、本気で好きなことに取り組んだと言えます。本気で取り組むからこそ、投資でお金を増やせる方法が身についたとも言えるでしょう。

その企業が持っていると自分が考える価値より安いこと、正直で有能な人々によって経営をされていることがポイント

ウォーレン・バフェットが実践しているのはバリュー投資です。バリュー投資は実際の企業価値に比べて安くなっている株を購入して、本来の価値へと戻ったタイミングで手放す方法です。

しかし価値だけで考えるのではなく、経営者にも目を向けて客観視するのがポイントで、ウォーレン・バフェットはこの考えによって、投資先を見極めていると言っても良いでしょう。

買うのは企業であって、株ではない

ウォーレン・バフェットは「買うのは企業であって、株ではない。」との名言を残しました。

また、「お金」が好きなわけではなく、「お金を増やしたり稼いだりすること」が好きとの名言から、企業価値は株価で判断するのではなく、能力の部分で見極めていたと言えます。

ウォーレン・バフェットの名言や格言は、彼の持っている人間的な芯の部分であり、一生ぶれない本質を示しています。一貫して自分自身の情熱を大切にしていたウォーレン・バフェットの名気・格言は、ぜひぶれないビジネスや投資への考え方に活用してください。

有名投資家の名言~ピーター・リンチ~

積み重ねるブロックと砂時計と電卓

ピーター・リンチとはどんな人物?

アメリカの投資家であり、投資信託マネージャーであるピーター・リンチは、マゼラン・ファンドを世界で最高のファンドに築き上げた人物です。また資産家としても広く知られています。

1944年にマサチューセッツ州ニュートンで生まれ、7歳の時に父親を亡くしました。一生懸命働く母親を助けるために10代の後半からキャディーとして働き、ボストン大学2年の時に貯金で株を購入したのがきっかけで投資の道に進んでいます。

キャディーとして働いたことがフィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ社への入社につながり、証券アナリストとして活躍を始めました。1977年~1990年までの13年間、株式投資信託マゼラン・ファンドの運用を行い、資産を140億ドルにしています。

年率収益率の基準価額の大幅な上昇を行ったことで、ピーター・リンチは大投資家として有名になりました。

株で金儲けをするのに、株式市場全体の予測をする必要はない

ピーター・リンチの名言の1つに「株で金儲けをするのに、株式市場全体の予測をする必要はない」という言葉があります。

一般的には、株式市場全体の動きを予測して購入する株を選択します。対して、成長していく企業の見極めやじっと待つことが良い結果になるというピーター・リンチの考えから、この名言が誕生しました。

企業のファンダメンタルズが悪化しているのなら株を売ってもよいが、この世の終わりが来るという予言は株を売る理由にはならない

経済全体が悪化傾向にある場合は株を手放す検討をすることが基本でしょう。しかし、漠然とした予言や予測で株を手放すことは、最もしてはいけない手法だとピーター・リンチは明言しました。

ピーター・リンチは、企業のマネジメント力や管理能力など企業の中までを徹底的に調査しています。最も大切なのは企業のファンダメンタルズであり、経済全体についての予言ではないということを彼の名言が伝えています。

調査なしで投資するのは、手元のカードを見ないでポーカーをするのと同じ

ピーター・リンチは企業の内部にもきちんと目を向け、本質を見抜くことの重要性を繰り返し語っています。ここから「調査なしで投資するのは、手元のカードを見ないでポーカーをするのと同じ」という名言も誕生しました。

投資をする以上は、投資先をしっかりと調査することが基本です。自分の持ち株について知らずに投資をすることが何を招くかは明白であるものの、目先の株価の動きに気を取られすぎた投資家が陥りやすい失敗とも言えます。

まとめ

投資やビジネスでは、大きな決断を迫られ迷う場面は多々あります。そのため成功者の名言や格言を胸に、常に精神的な安定を保つことが大切です。

有名投資家の名言は、人生を変えるきっかけにもなります。投資やビジネスの際に思い出せるようぜひ留めておきましょう。