【女性向け】一人暮らしの女性向け!すぐに実践できる食費節約法

家計簿をつけるイメージ

一人暮らしを始めたことをきっかけに、自炊を始めた女性も多いのではないでしょうか?しかし、毎日の仕事が忙しかったり、買い出しに行ったりと自炊も楽ではありません。

むしろ、かえって外食した方が安く済ませられるのではないかと考える方もいるでしょう。そもそも一人暮らしの女性の場合、平均の食費はいくらになっているのでしょうか?

今回は、一人暮らしをしている女性向けにおすすめの食費節約術をご紹介します。

一人暮らし女性の平均食費はどれくらい?

様々な野菜をカットして料理

一人暮らし女性の平均食費

総務省統計局の調査結果では、女性の一人暮らしの場合、食費の平均は月に33,337円だとされています。男女関係なく、一人暮らしの平均では40,793円となっており、女性は総合平均よりも若干少なめだということが分かります。

毎月33,000円前後の平均食費が多いか少ないかは、一人ひとりによって異なります。しかし、まずは実際にかかっている食費がどれくらいなのかを知ることが大切です。少しでも節約したいと思っているなら、今の食生活を変える必要があります。

外食・中食・自炊はどれが一番食費を節約できる?

食事には、一般的に外食・中食・自炊の3種類がありますが、最も節約できるのは自炊です。分かりやすいように、1ヶ月を丸々外食・中食・自炊で過ごした場合の予算を比較してみましょう。

  • 外食の場合:1ヶ月64,400円
  • 中食の場合:1ヶ月44,800円
  • 自炊の場合:1ヶ月14,000円

たとえば外食メインで、朝食に300円、昼食と夕食に1,000円ずつとした場合、1週間で16,100円かかり、1ヶ月で64,400円かかります。一人暮らしの食費の平均を大きくオーバーしていることが分かるでしょう。

では、3食購入したお惣菜やお弁当を食べた場合です。朝食に300円・昼食に500円・夕食に800円使ったとすると、1週間で11,200円、1ヶ月で44,800円かかります。

自炊の場合、1週間分の食材を3,500円分まとめ買いした場合で考えると、1ヶ月14,000円で収まります。極端なケースではありますが、自炊で過ごした方が圧倒的に節約できるのです。

基本は自炊、たまに外食・中食もOK

理想的な食費の目安は、1カ月の給与の15%程度だといわれています。ですので、手取りが20万円の場合、食費は3万円ということになります。

自炊が最も節約できると言っても、1ヶ月に14,000円という金額は極端に計算した場合であり、実践しようとしても上手くいかずに毎日の自炊がツラく感じてしまうかもしれません。

節約は大切なことですが、自炊ばかりに捉われてストレスになるようでは意味がありません。自炊を基本にした場合でも、時々外食したり中食を取り入れてみたりして、無理なく節約していった方が続けやすいでしょう。

食費節約法を実践する前にやっておきたいこと

領収書とおもちゃの金色のカート

毎月どれくらいの食費が掛かっているのか計算してみる

食費計算には、レシートや領収証を保管しておくとスムーズです。レシートを保管したり、家計簿をつけたりして食費の管理をするだけでも、節約を意識することができます。

過去数ヶ月分程度でも良いので、毎月の食費がいくらかかっているか把握できるようにしましょう。節約を意識すれば、買い物に行く回数を減らすきっかけにもなります。最近では簡単に食費を管理できる家計簿アプリなどもありますので、細かく管理するのが苦手な人でも収支を把握することができます。

自分のライフスタイルに合わせて食費の予算を決めよう

1ヶ月の食費がどれくらいなのか分かったら、次にどの程度節約が可能か考えてみましょう。自炊は節約できますが、どのくらい自炊できるのかは一人ひとりのライフスタイルによって異なります。

平日は帰宅時間が遅くなるという方もいるでしょう。そんな時は、外食や中食を利用し、休日に自炊したり、作り置きしたりと工夫することもできます。作り置きしておけば、平日でも楽に食事が取れるので節約につながります。

また飲み会などの外食が多い方の場合であれば、回数を減らしたり、安いお店を利用するといった工夫をすることで、食費の削減にもつながります。予算はライフスタイルを踏まえて可能な範囲で決めておき、無理のない範囲で節約に取り組みましょう。

一人暮らし女性向け 簡単自炊節約術

食費を抑えるために、一番効果的なのは自炊です。ここでは、忙しい人でも簡単にできる自炊節約術をご紹介します。

盛り付けをされるお弁当

買った食材は使い切る

購入した食材には、どれも消費期限があります。自炊をしようと購入しても、食材を無駄にしてしまっては意味がありません。計画的に買い物をし、無駄を減らすことを意識しましょう。

冷蔵庫にある食材を必ず使い切るようにしたり、期限が迫っているものから調理したりすれば無駄を減らすことができます。

アレンジレシピのレパートリーを増やす

安い食材でもアレンジを加えるだけで、さまざまなレシピを楽しむことができます。ここで紹介する食材は、季節や気候による価格変動も少なく、基本的に1年中安く手に入るものの一例です。価格変動が少なく手軽に手に入る食材を活用し、アレンジレシピのレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。

・じゃがいも…カレー・肉じゃが・ポテトサラダ・コロッケ

・もやし…ナムル・野菜炒め・焼きそば

・豚バラ肉…野菜炒め・生姜焼き・豚バラ大根

・鶏むね肉…タンドリーチキン・チキン南蛮・炊き込みご飯

・卵…卵焼き・煮卵・オムライス

・スパゲッティ…ナポリタン・和風パスタ・ペペロンチーノ

休日にまとめて料理や下処理を済ませておく

一人暮らしの場合、自分1人だからと同じようなメニューばかりになる傾向があります。健康的な食生活を続けるためにも、時間に余裕のある時に料理したり、食材を下処理したりしておくと良いでしょう。

下処理だけでも済ませておけば、仕事で遅い時間に帰宅した時でも調理が楽になるのでとても便利です。休日にまとめて作っておけば、温めてすぐに食べられるので節約につながります。

冷凍庫を駆使する

作り置きや冷凍保存を活用すると、時短になり料理の回数も減らすことができます。ほうれん草や小松菜、ブロッコリーといった野菜などはレンジで温めて冷凍保存ができるため、ストックしておけばすぐに調理可能です。

お肉や油揚げも冷凍保存が効く食材なので、冷凍庫を駆使して食材をストックしておくようにしましょう。安い時にまとめ買いして冷凍保存するというのも方法の1つです。

下処理だけでも済ませておけば、仕事で遅い時間に帰宅した時でも調理が楽になるのでとても便利です。休日にまとめて作っておけば、温めてすぐに食べられるので節約につながります。

自炊を無理なく継続するには?

自炊を始めてもすぐにやめてしまっては意味がありません。無理なく継続することが、結果的に節約につながります。自炊を継続するためのポイント3つをご紹介します。

1.手間のかからない料理を作る

作るのに時間がかかる料理や新たなレシピに挑戦するのは楽しみではありますが、忙しい日常では負担になってしまうこともあるでしょう。はじめのうちは、時間や手間がかからない簡単な料理から始めるのが、無理なく自炊するコツといえます。

2.休日に作り置きをする

平日は仕事で忙しく、自炊どころではないことも多いでしょう。時間のある休日に作り置きをしておくと、仕事終わりに温めなおすだけで食事を済ますことができます。買い出しや料理の手間が省けるため、リラックスタイムに時間を使うことができるでしょう。

3.片付けの手間を少なくする

フライパンや皿などの洗い物や、作業工程が多いと片付けが増えてしまいます。電子レンジのみで完結するレシピや、ワンプレートで食べられるメニューなどを取り入れることで、片付けの手間も少なくなります。

自炊以外での簡単食費節約術

コンビニにはなるべく行かない!

自炊が面倒に感じた時には、いつでも利用できるコンビニを頼りがちです。コンビニはおにぎりやサンドイッチ、お弁当などすぐに食べられるものを手軽に購入できますが、スーパーや量販店と比較すると価格は高めに設定されています。

もちろん、自炊すればスーパーや量販店でお惣菜やお弁当を購入するよりも遥かにお得です。節約に取り組むなら、コンビニにはできるだけ行かないように心掛けましょう。

予算や買うものを決めてからスーパーへ

何も考えずにスーパーへ行けば、お菓子やお酒などの嗜好品を手に取り余計なものまで購入してしまう可能性があります。事前に予算や買うものを決めておけば、衝動買いを防ぐことができるのです。

例えば、1週間分の献立を決めておいて必要な食材だけを買うようにして、1週間で使える食費の予算を決めておけば、賢く買い物ができます。無駄な買い物を減らすためにも、献立や予算を決めておくようにしましょう。

また、お得に買い物ができるスーパーを見つけておくと、同じものでも安く手に入れることができます。冷凍食品や加工品は業務用スーパー、野菜や果物は近所の八百屋など、お得に買い物ができるお店を見つけておきましょう。特売日などもチェックしておくと、さらに安く買い物ができます。

セール品・割引品は消費期限をチェック

スーパーや量販店では、曜日や時間帯によってはセール品や特売品を販売します。通常の金額の半額や割引品をお得に購入できますが、安いからと多く買いすぎないように注意が必要です。

また、割引品にはそれなりの理由があることも理解しておきましょう。どのような食材にも消費期限がありますが、消費期限が近いものを割引にするケースが多いためです。

セール品や割引品を購入しても、消費期限が過ぎれば食材を無駄にしてしまうことになります。購入を判断する時には、消費期限を確認しておくようにしましょう。

プライベートブランドを選ぼう

プライベートブランドとは、小売店や卸売業者が独自で企画・販売している商品のことです。代表的なところでは、イトーヨーカドーの「セブンプレミアム」やイオンの「トップバリュ」、西友の「きほんのき・みなさまのお墨付き」などがあげられます。

プライベートブランドの場合、製造は有名大手企業が手掛けているにもかかわらず、広告料や卸売業者への中間手数料がかからないため、質の高い商品が低価格で手に入るメリットがあります。生鮮食品から加工食品まで、幅広く展開されており、普段あまり自炊をしない方でも取り入れやすいので、ぜひチェックしてみてください。

お得に外食やテイクアウトも取り入れたい!

節約を意識しすぎるあまり、外食やテイクアウトを我慢して苦しい思いをしていませんか?時には、家族や友達と楽しく、外食やテイクアウトで楽しみたいものですよね。費用を抑えながら楽しむ方法をご紹介します。

ランチタイムを狙おう

高級なフレンチ・イタリアンレストランやステーキや寿司などのごちそうでも、ランチタイムなら安く食べることができます。ランチタイムでは、夜だと3000円以上するような食事が、1000円台で食べられることもあります。

特に、平日のランチではドリンクやサラダなどもセットになっていることが多く、低価格でボリューム満点のお昼ご飯を楽しむことができます。気になるお店があるときは、ランチタイムを狙ってみましょう。

グルメモニターを利用しよう

グルメモニターとは、特定のお店を利用し、指定されたアンケートや利用した感想を提出し、お店のサービスやメニューの質などをチェックする覆面調査のお仕事です。最大で外食費の100%キャッシュバックが受けられるため、外食費の節約につながります。

サイト上で募集されているお店の案件に応募し、当選すると利用することができます。レポートの作成など、少し手間になる部分もありますが、外食費のキャッシュバックや割引を受けながら、お得に外食を楽しむことができるでしょう。

クーポンを使おう

外食の際には、事前にグルメサイトなどで割引クーポンやキャンペーンがないか確認しておきましょう。お店によっては毎月の決まった日が割引になったり、会員登録しておくと誕生月に値引きがあるお店もあります。

マクドナルドやケンタッキーなどのチェーン店では、お店独自のアプリをインストールしておくと、いつでもクーポンを利用することができます。また、Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館のように、レストランの料理の配達サービスを利用する場合にも、初回利用や友達紹介などでクーポンが発行されていますので、活用するようにしましょう。

食費を削り過ぎるのもNG

食費を節約するには様々な方法がありますが、節約を意識し過ぎて栄養が偏りがちになったり、苦しい思いをしたりしないよう注意しなければなりません。無理のない範囲で取り組むことが大切です。

「自炊をしなければ」という思いがストレスになってしまっては意味がありません。自炊を基本にすると決めていても、外食や中食を適度に入れて心身共に健康で過ごせるよう努めましょう。

まとめ

食費を節約する一番の近道は「自炊」ですが、収入やライフスタイルを考慮したうえで、無理のない範囲で取り組むことが大切です。仕事やプライベートで忙しい方は、外食やテイクアウトも取り入れながら、節約を楽しんでみるのも一つです。毎月の食費を把握し、できるところから節約に取り組んでみましょう。