毎月の給料があまり多くないと感じている人の中には、「貯金に回すお金の余裕なんてない」と考えている人も多いでしょう。しかし、中には手取り15万でもたった一年間で100万円の貯金を達成している人たちもいます。貯金ができる人とできない人は何が違うのでしょうか?
そこで今回は、
- 毎月収支がギリギリだけど、お金を貯めたい気持ちはある
- ムダ遣いを減らす方法が知りたい
- 少ない給料でもきちんと貯金をしている人の裏ワザが気になる
といった方に向けて、手取り15万円の人が一年間で100万円貯める方法をご紹介していきます。なかなか貯金できなくて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
手取り15万の人にとって一年で100万貯めるのは難しい!
一年で100万円貯めるには毎月約83,000円の貯金が必要
手取り15万の人がたった一年間で100万円貯めるには、毎月83,000円貯金する必要があります。しかし、そのためには毎月7万円弱の生活費で暮らさなければならず、かなり無理がある金額と言えます。
一人暮らしをしている人の場合、家賃や光熱費、食費のみで7万円以上超えてしまうパターンが多いでしょう。
ボーナスを駆使すれば100万はすぐに貯められる!
一年で100万円貯めたい場合は単純計算で毎月同じ金額を貯めるよりも、収入に合わせてメリハリを持って貯金することが大切です。年2回あるボーナスの月にまとめて貯金額を増やせば、毎月8万円貯めなくても年間で100万円貯めることは可能です。また、ボーナスの8割程度を貯金に回すと、比較的楽に一年で100万円の貯金が見えてきます。
手取り15万でも一年で100万貯める7つのワザ
自分が続けやすい家計簿の付け方を見つける
計画的に貯金するためには、自分が日々の生活の中で何にお金を使っているのかを把握することが大切です。特に100万円を貯めるという目標に決めたら、家計簿をつけて自分の支出内容を細かく記録するようにしましょう。
どんな時に浪費してしまったか、どのようなものを衝動買いしてしまったかなどを振り返ることもできるので、ムダ遣いを予防できる効果が期待できます。
いかに銀行の手数料を0円にできるか考える
1回1回は少額だと思っても、蓄積すると意外に高額な出費になっているのが、銀行の手数料です。コンビニのATMでお金を引き出す時や家賃を振り込む時にかかる振込手数料など種類は様々ですが、確実に貯金を増やしたいなら手数料は積極的に削りたい部分です。
今使っている銀行でかなり手数料がかかっていると感じている人は、ネット銀行を利用するなど工夫して、できるだけ手数料がかからないようにしてみましょう。
固定費(特に通信費)を削減する
固定費の削減は、貯金への近道と言えます。固定費が減ると目に見えて効果が分かりやすいのもおすすめしたいポイントです。特に削減しやすい固定費は、毎月かかっているスマートフォン等の通信料です。
通信料は、固定費の中でも個々人でかなりかかっている金額に差が出やすい項目です。これまでは大手3大キャリアのスマートフォンや携帯電話を利用している人がほとんどでしたが、最近では格安スマホや格安SIMの認知度も高まってきました。
大手キャリアの通信料は基本料にかけ放題プランなどを合わせて約8,000円程度が平均と言われています。そこで格安スマホに機種変更すれば、月々の通信料は約2,000~3,000円程度と大幅に削減できます。
また、大手キャリアから乗り換える気がない人でも、通話のかけ放題プランなどを普段ほとんど使っていなければ止めてみるなど、契約プランを確認して見直してみましょう。
クレジットカードは極力使わない
クレジットカードを利用すると、今月使ったお金が翌月に引き落とされるので、家計簿をつけるのが難しくなってしまいます。また、現金と違ってお金を使った感覚がないので、ついつい浪費してしまうことも多くなります。
クレジットカードは持っていてもできるだけ使わないとルールを決めておけば、ムダ遣いを防げるでしょう。
飲み会・女子会の回数を制限する
飲み会や女子会に参加すると、もちろんとても楽しい時間を過ごせますが、数時間で4,000~5,000円程度のお金が飛んでいきます。たまになら気分転換やリフレッシュにもなりますが、それが毎月何回もあると、何万円にも膨らんでしまうでしょう。
本当に大切で仲が良い友達との飲み会や、年に数回しか会えない昔からの友人などは別ですが、そこまで親しいわけではなく、楽しめない飲み会や女子会への参加を控えるだけでも、お金の浪費は一気に防ぐことができます。飲み会は月に何回まで、など自分ルールを決めておくと良いでしょう。
できるだけコンビニ・外食を減らす
コンビニは便利ですが、毎日コンビニ通いをしているといつの間にか多く出費してしまいます。また、自炊が面倒だからと外食ばかりしていると、食費がかさんで貯金からは遠ざかってしまうでしょう。
特に、毎日の昼食をコンビニや外食にするかお弁当にするかは、節約に大きく差がつくポイントです。平日のランチをお弁当にするだけで、月2万円程の食費が浮くので、貯金したい人はお弁当習慣をつけてみましょう。
絶対に「先取り貯金」を行う
貯金がなかなかできない人の特徴として共通しているのは、毎月の余った給料を貯金に回すというスタイルです。確実に毎月貯金を積み重ねていきたいなら、必ず先取り貯金を行うようにしましょう。
あらかじめ貯める金額を決めて、残りの給料で生活するように習慣づけると、スムーズに貯金が増えていきます。口座に入っているとどうしてもお金を使い切ってしまう人は、定期預金などを利用して自分の手の届かないところにお金を貯めるのが有効です。
手取り15万から収入をアップさせることも考えてみよう
副業を始めてみる
一年間で100万円貯めるためには、支出を減らしてその分を貯金に回すことも大切ですが、手取り15万円から収入を上げて増えた分を貯金することも考えてみましょう。
最近はスマートフォンの普及もあり誰でも簡単に始められる副業が増えました。がっつり労働収入としての副業を増やすのは時間や体力的に難しくても、隙間時間を使ってフリマアプリで不要なものを売ったり、家にいる時間で在宅ワークを受注したりすることで副収入を得られます。
生活費は手取り15万の中で賄い、副収入を全て貯金に回せば一年間に100万円貯める目標へグッと近付けるでしょう。
転職を考えてみる
手取り15万で一年間に100万円貯めるのが難しいと感じる方は、思い切って転職を考えるのも良いでしょう。ある程度余裕を持って貯金に収入を回しながら生活ができるのは、年収400万前後と言われています。
年収300万~400万程度を目指して転職すれば、一年間で無理なく100万円貯めることも比較的容易になるでしょう。手取り15万で貯金を始める前に、スキルアップや資格取得などに時間とお金を割き、転職が成功してから貯金を無理なく行うのもおすすめです。
コツコツ貯めるなら「ポイ活」もおすすめ
コツコツ貯めていくのが好きな方なら、ポイ活を始めてみるのもおすすめです。ポイ活とはポイント活動の略称で、最近増えてきているポイントサイトのサービスを利用してお得に稼ぐ方法です。
普段よく利用しているネットショッピングでポイントサイトを経由するとポイントを貯められます。クレジットカードを利用する際に貯まるポイントも同じ類です。
ポイントサイトでポイントを貯めると、ポイントで買い物ができたり現金や電子マネーに換金できたりと多くのメリットがあります。多くのポイントサイトは「紹介コード」などがあり、SNS上でフォロワーが多い人は多くのメリットを得られるといった特徴もあります。
まとめ
今回は、手取り15万の人が一年間で100万円貯める7つのワザについてご紹介してきました。限られた収入の中で確実に貯金額を増やすには、無駄な支出をできるだけ削減し、浪費習慣を止めることが大切です。今回ご紹介した方法を参考に、無理せず楽しくを100万円を目指してみましょう。