そうした方々でも、もちろん、やり方さえわかればお金を貯められるようになります。
そこで今回この記事では、
■お金が貯まらない原因は何?
■お金を貯めるいい方法があれば知りたい!
という方に向けた内容になりますので、是非、お金を貯めたい方は参考にしてください。
目次
お金が貯められないことを収入のせいにする
お金が貯められないあなたは、知らず知らずのうちに、「お金が貯まらな習慣」を身に付けているのかもしれません。まずは、その悪しき習慣を知っておきましょう。
私が相談に乗ってきた人達の特徴をまとめてみました。あなたに当てはまるものがあれば、今すぐ、止めましょう。
お金が貯まらない女性の特徴として、
とおっしゃる方は多いです。でも、これは間違いです。
収入が多い少ないに関わらず、お金を貯められる人は貯めているし、貯められない人は、年収が2000万円でも貯められません。
今の収入でお金が貯まらないなら、収入が増えたところで、また、お金は足りなくなるでしょう。大事なのは、今の収入でお金を貯めると決めることです。
「収入が増えたら」「宝くじが当たったら」「臨時収入があったら」などなど、「~たら、~れば」を前提にお金を貯めようとするから、いつまで経っても状況が変わらないのです。
今のままで、お金を貯めようと決めるからこそ、工夫が生まれ、何とか支出を減らそうと頭を働かせることができます。
収入のせいにする人には、2タイプ
収入のせいにする人は、基本的には自分の収入以上もしくは収入とともに支出も増えるケースが多いようです。具体的には2タイプいます。
■収入の増加とともに支出も増えているタイプ
初任給よりも収入が上がってきているのに、支出も同じくらい増えてきて、お金が貯められないタイプです。
この場合は、収入が上がったことを理由に、収入以上の暮らしをしようとしている可能性があります。来月から毎月収入が2万円増えたとします。収入が2万円増えたからといって、「ランチで少し贅沢しようかな」「新作のコスメを買おうかな」と全額使ってしまうでしょう。増加した収入を支出に充ててしまえば、まったく貯蓄は増えません。
もちろん、生活の質を高めるのが大事ですが、上をみたらきりがありません。お金をかけず、知恵と工夫でやりくりをするようにして、収入以上の支出は止めましょう。
■年収が下がっても生活水準を変えられないタイプ
昔は収入が高かったのに今は何らかの事情で収入が下がり、それでも、昔、収入が高かったころの生活を続けているタイプです。
バブル期に働いていた方に多いのですが、「昔はもっと収入があったのに、今はこんなだからお金が貯まらない」とおっしゃるのですね。
どんな事情にせよ、収入が下がってしまった現実は仕方がありませんから、やはり、今の収入で何とかする工夫をしましょう。
いつまでも昔のことを懐かしんでいてもお金は貯まらず、余計に貯金を減らしてしまったら将来が苦しくなるだけです。
こういう方は、今の収入もそれほど少なくない場合が多いです。
昔の収入が高かったのは素晴らしいことですが、今現在のお金の問題に向き合わない限り未来はありません。お金が貯まらないことを収入のせいにするのは止めましょう。
お金が貯まらないことを職業のせいにする
お金が貯まらない女性の特徴として、職業のせいにする人も多いです。
「こんな仕事をしたいんじゃないのに」と仕事の不満を漏らす方も多くいらっしゃいます。転職すればもっと稼げるのに、という考えをお持ちなのかもしれません。
でもこれも、収入のせいにする人と同じで、転職をしたからといって急にお金が貯まるようにはならないのです。
例えば、「本当にやりたいことはこの仕事じゃない」という方も、「やりたい仕事についたら稼げる仕事じゃない」という方も、いらっしゃいます。
例え、やりたいことを職業にしたところで、お金が貯められる保証はないわけです。
あなたのお金をコントロールできるのは、あなただけです
そして、私が相談に乗ってきた経験では、どんな仕事の人でもお金は貯められます。収入のせいにするのと同じく、仕事のせいにしていても、転職をしても、お金が貯められない人は貯められません。
結局は、何かのせいだと責任を他に転嫁している以上、お金は貯められないということです。
あなたのお金をコントロールできるのは、あなただけです。それをしっかりを認識して、今からお金を貯めると決めてみましょう。そこから、あなたの資産作りは始まります。
高いものは買っていないのにお金が貯まらないと言う
これは、お金が貯まらない女性の9割くらいの人に当てはまる特徴です。「高い買い物はしないのに、お金が貯まらない」とおっしゃるのですね。
勘違いしている方が多いのですが、「高い買い物」はお金が貯まらない原因としては、ランクインしてきません。
むしろ、お金が貯まらない女性は、そもそもお金がありませんから、高い買い物ができません。
ではどうしてお金が貯まらないのかというと、「安い物」をたくさん買っているからです。
高いものを買っていないと主張する人は、金額の高いものを買うと罪悪感を抱くので、安い物を選びがちです。
安い買い物は罪悪感がない
そして、安い買い物は罪悪感を持たずにできるので、どんどん買うのですね。高い安いは人によって感覚が違うでしょうが、大体、3000円~5000円くらいのものを安いと思って大量に買う人が多いようです。プチプラの洋服などはちょうどこのくらいの価格帯のものが多く、「どうせ着るだろう」「可愛いし買ってみよう」とついつい必要以上の枚数を手にしてしまうことがありますよね。
実際に、支出の見直しをしてもらうために一か月の支出を書き出してみると、こうした価格帯の商品をたくさん買っていて、まとめると3000円から5000円くらいの買い物をしていた、ということが良くあります。
だからと言って、「高いものを買え」と言っているわけではありません。「安いから」と自分に言い訳してたくさん買っていたら、結局のところは高い買い物をしていなくてもお金は貯まらないということです。
無駄遣いに気づかずにお金が貯まらない
金額の高い安いに関わらず、収入以上にお金を使っているため、いくら働いても貯まらないのです。しかし、多くの人は「無駄遣い」に気づいていません。
たとえば、財布の中の現金がなくなると、手数料を考えずにいつでもコンビニのATMで出金してしまうという方がいます。コンビニのATM手数料は1回あたり110円から220円ほど発生します。手数料は微々たる金額にも思えますが、1カ月に何度もコンビニATMで出金するとなると、1000円単位での出費にもなりかねません。「ちりも積もれば山となる」ということわざのように、少額だからと馬鹿には出来ないでしょう。
これは考えてみれば当たり前で、そもそも、あなたは、お金を使う時に「欲しい」と思うから買うのですから、「無駄遣いだ」と思っているわけがないのです。
誰しも、自分が無駄な買い物をしているとは思いたくないので、支出の見直しをすると、「これは必要だから買いました。無駄遣いではありません」とおっしゃる方も多いです。
確かに、それは無駄遣いではないのでしょう。でも、その支出によってお金が貯まらないのであれば、見直すべきではないでしょうか。
そもそも、「お金を貯める」ということを目的に考えたとしたら、今のままの支出ではお金が貯まらないのですから、何かしら見直しをする必要があるということです。
「支出は減らせない」はNG
その時に、どれも必要だから、「支出は減らせない」という前提に立ってしまったら対策のしようがないのです。
そうすると、「収入が増えれば良いんです」とおっしゃる方も多いです。
これは先に解説した通り、収入が増えればまた同じように必要なものが増えて、お金は貯まりません。結局は、収入が増える、支出が増えるの追いかけっこになるのです。
そうではなく、今の収入で無駄を見つけることが必要です。
ここで、少し発想を変えてみましょう。
「無駄遣い」を探そうと思うから見つけられないので、「どちらかというと買わなくても良かったもの」を見つけてみましょう。
人には必ず「優先順位」というものがあります。欲しいものを際限なく買っていけば、どんな億万長者でもお金はなくなってしまうでしょうが、欲しいものの優先順位を決めて、上位のものだけを買うようにすればよいのです。
ですから、買ったものを見てみて、「無駄ではないけど、無くても良かったな」というものを見つけだしましょう。その、「無くても良かった」ものを省いて、「これは絶対必要」というものを残せば、それだけで支出は減るのです。
買い物の優先順位をつける
そして、「優先順位」があいまいな人を「優柔不断」と呼びまずが、あなたが優柔不断な人なら、これを機に優先順位を決めてみましょう。
支出における優先順位が決められない人は、いやおうなしに「お金に苦労する人生」を選択せざるを得なくなります。それが嫌なら決めましょう。
優先順位が決まれば、欲しいものリストを作って、1位から10位くらいまでを計画的に買えばよいのです。優先順位が低いものは、どんなに安くても買わないこと、このルールであなたの資産はきっと増えますよ。
まとめ買いをする人はお金が貯まらない
お金が貯められないの女性の買い方の特徴として、「まとめ買い」があります。
まとめて買うと安くなることが多いからだと思いますが、「どうせ使うから」「どうせ後から買うから」と大量に購入しています。
例えば、嗜好品などは特に多いです。お酒や化粧品、たばこやお菓子など、ネットでまとめ買いしている人ほど、お金が貯まらない傾向にあります。
ご本人からすると、「節約している」と勘違いしがちなので、なかなかこれが原因とは気づけないのですね。
私もこれに気づいたのは最近です。というのも、ある相談者の方が、お金が貯まらない原因として、「お酒が好きで毎日飲むから」とおっしゃっていて、そのお酒代を浮かせるために、ビールをケースでまとめ買いしている、というのです。
まとめ買いの罠
それはそれで、支出が減らせるのではと、私も相談者さんも思ったのですが、2か月経っても3か月経っても、支出は減りませんでした。そしてよくよく検証してみると、「ケースで買っている方が、お酒を飲む量が増えるので、結局消費量が増えて出ていくお金がむしろ増えた」のでした。
面白い結果でしたが、確かに、お酒が好きな人が大量のお酒がある状態で晩酌をすれば、「まだまだたくさん残っているし、安く買っているから1本多く飲んでも平気」というように、ついつい量が増えるということはあるでしょう。
むしろ、いつもより高い金額で購入した場合、勿体ないからと少しずつ飲んで1本で止めて置こうと考え、消費量は増えないのです。
これはお酒の話ですが、このように、まとめ買いをすると一見節約できているように思えて、油断して消費量が多くなるというケースは他でもあり得ます。
まとめ買いが悪いわけではなく、その後の消費の仕方が問題ですので、あなたも気を付けてみてください。
お金が貯まらない人は自分にご褒美が多い
これもお金が貯まらない女性の特徴として多いです。
「普段は高いものは買わないですが、これは頑張ったご褒美で買いました」とおっしゃるのですね。
それ自体は、人生の励みになると思うので悪くないのですが、ご褒美と言えば自分に言い訳ができるために、頻繁にご褒美を買う人は要注意です。
自分の罪悪感を無くすためのご褒美
「高いものは買っていない」とおっしゃる方と傾向は同じで、「高いものを買う」と罪悪感を抱くために、何らかの言い訳をして買い物をするのですね。
結局は、誰に言い訳をしているわけではなく、自分の罪悪感を無くすためのご褒美なのです。
自分へのご褒美も、予算を決めて買いましょう。
そして、お金を貯めて将来に備えることは、今の自分から未来の自分へのご褒美だということも知っておきましょう。
最後に、今年こそお金を貯めたい!と思っている人は、「お金の貯まる方法」を5ステップで解説していますので、こちらも参考にしてください。
毎月の固定費を把握していない
固定費は毎月の家賃・光熱費・携帯電話料金などがあげられます。お金が貯まらない人は、毎月の固定費がいくらかかったのか、自分で把握出来ていない人が多いように思います。契約しているけれど、ほとんど見ないサブスクや料金プランの高い光熱費や通信費など、削減できるものもたくさんあるはずです。
毎月の出費の大半を占める固定費
固定費は1ヵ月に一度必ず発生するため、かかっている費用を把握し見直すことで、大きな節約につながります。そしてこの固定費の節約は、一度手続きをするだけで来月以降も費用が抑えられるので、継続的に節約効果があるといえます。たとえば、携帯電話料金が高い場合は、スマホを格安SIMに変更したり、あまり利用していないサブスクを解約するなど、定期的に固定費の現状を把握し、無駄を削るようにしましょう。
毎月あまったぶんだけ貯蓄にまわす
毎月の貯蓄金額を決められず、あまったぶんだけ貯蓄にするという人がいます。しかし、「あとから貯蓄」のやり方では、毎月貯蓄する習慣は身につきません。「今月は仕事を頑張ったしご褒美を買おう」「飲み会が多かったし、貯蓄はいいや」と何かと言い訳をし、お金を貯められなくなってしまいます。
貯める習慣を身に着けよう!
お金が貯まる人には「貯まる」習慣があるのです。貯まる人の習慣を意識的に取り入れることで、少しずつ生活が改善されていくはずです。最初は面倒に感じることもあるかもしれませんが、慣れると簡単に無理なくお金が貯まり始めます。ここでは、お金が貯まる4つの習慣についてお伝えします。
■お金が貯まる4つの習慣
- 給料が入ったら「先取り貯蓄」
- なぜ買うのか考える習慣をつけよう
- 手抜きでOK!コンビニよりも自炊しよう
- 支出は「消費」よりも「自己投資」へ!
給料が入ったら「先取り貯蓄」
給料が振り込まれたら、まず「先取り貯蓄」をすることをおすすめします。給料の入金やその他の引き落としとは別の口座を用意し、毎月の貯蓄分を入金するようにしましょう。
では、いったいどのくらい「先取り貯蓄」すればよいのでしょうか。一つの目安として、手取りの1~2割程度の貯蓄といわれています。20万円の手取りの人であれば、2万円から4万円ほどの貯蓄が望ましいでしょう。
もちろん一人暮らしや実家暮らしなど、ライフスタイルによっても異なりますので、無理のない範囲で継続することが一番です。別口座に分けて、先取りで貯蓄することで、確実に貯めることができます。また、生活費などで今月いくら使ってもよいのか、金額が明確になるため、貯蓄の習慣につながるでしょう。
なぜ買うのか考える習慣をつけよう
「安いから」という理由で、セール品に飛びついているといつまでたってもお金が貯まりません。「お金が貯まる人」は、安いからという理由でなく、「なぜ必要か」考えて購入しています。たとえ100円のものでも、買う理由を考えて、必要でなければ買いません。
反対に、値段が高いものであっても、本当必要で使用頻度の高いものには、お金を使います。毎回、「必要かどうか」考えることは面倒にも感じますが、この習慣が身につくと、無駄遣いが減り、お金が貯まりやすくなります。
手抜きでOK!コンビニよりも自炊しよう
自炊することで、毎月の食費を大幅に抑えることができます。簡単なレシピをまとめて作り置きしておけば、毎日の手間も省くことができるでしょう。作るのが面倒な人は、コンビニではなくディスカウントスーパーでレトルト食品や冷凍食品を使ってもかまいません。また、仕事のランチタイムには、作り置きや冷凍食品を詰めたお弁当を持っていき、デスクにドリップ式コーヒーを常備しておきましょう。ランチ代やカフェ代が格段と安くなります。
支出は「消費」よりも「自己投資」へ!
せっかく働いて得たお金なので、有意義な使い方をしたいものです。そのために、毎月の給料は「消費」よりも「投資」の割合を増やすことも大切です。「消費」は今欲しいものなど、満足感や快感を得るための行動といえるでしょう。
一方、「投資」は将来のお金を生み出すための行動のことを指します。たとえば、資格試験取得のための口座の受講や、お稽古、新しい趣味を見つけるなどです。現在の物の価値だけにとらわれず「投資」することは、将来的な年収アップやスキルアップ、人生経験の幅を広げることにもつながるはずです。
まとめ
お金が貯まらない人は、まず今の自分の暮らしを見つめ直しましょう。知らず知らずのうちに浪費を招く生活習慣がついている可能性があります。まず、今の収入や支出を把握し、給料が入ってきたら「先取り貯蓄」をおこない、お金が貯まる習慣を身に着けていきましょう。
お金の使い方については、いくつか動画も配信しています。こちらの動画も参考にしてください。