投資に挑戦してみたいけれど、リスクがあるのが不安で手を出せないという方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、
- 投資が気になっているけど、失敗したくない
- 投資で毎回失敗してしまう原因が知りたい
- 投資で成功するために気を付けるべきポイントが気になる
といった方に向けて、なぜ投資が失敗してしまうのか、また成功するためのヒントについてまとめてご紹介していきます。投資が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
投資で失敗してしまう原因とは?
投資はある程度の資産さえあれば誰でも挑戦できますが、成功している人は意外に少ないです。投資で失敗してしまう原因とはどういったものが挙げられるのでしょうか?主な原因を、5つの項目に分けてご紹介します。
投資を行う目的を明確にしていない
投資は漠然とお金を儲ける方法ではないため、投資を行う際には明確な目標を定めることが重要です。具体的な投資の目標とは、どれくらいの利益を掲げて投資をする予定なのか、損失はいくらまでを目安にするか、何年投資をするかなどがあります。
投資に慣れていない人は、目的が漠然としたまま行ってしまいがちです。そうすると、投資した商品の価値が上昇しているといつまでも見切りを付けて売ることができません。結果的に、株価がさらに下落し、大きな損失につながってしまいます。
投資に十分慣れてくるまでは、あらかじめどのあたりまで価格が上昇したら売るかを決めておくと、大きな失敗をしにくいでしょう。儲けられれば儲けられるほど良いと思っていても、突然株価が下落することもあり失敗してしまうので注意が必要です。
いきなりハイリスク・ハイリターンな投資に手を出す
投資には、比較的なローリスクなものからハイリスクなものまで様々な種類があります。FX(外国為替証拠金取引)や株式の信用取引、仮想通貨などのハイリスクな投資では、成功した時のリターンは大きいですが、その分失敗した時は大きな損失を被ってしまいます。
投資はお金儲けができると気になって始める人は特に、ハイリスク・ハイリターンの投資に惹かれがちです。しかし、投資の知識や経験が浅い場合には損失になるリスクが大きいため、おすすめできません。最初は投資信託や債券などのローリスクな投資を選び、経験を積むと良いでしょう。
投資先を1つに集中させてしまう
投資にはリスクが付き物なので、成功する時もあれば、失敗する時もあります。投資先を1つに集中させてしまうと、その投資が失敗した場合の損失が大きくなってしまいます。
基本的な投資のルールは、「投資先は1つだけに集中させない」です。投資で成功し続けることは非常に難しく、必ず損をすることもあります。しかし、投資先を複数に分散させていれば、どれか1つが失敗してしまっても損失は少なくて済みます。
複数の投資先を常に持っていれば全てが一気に失敗することは滅多にないため、リスクを他の場所で回収しながら長期的に投資を続けることができます。具体的には、投資信託は手軽に分散投資ができるのでおすすめです。
短期間にお金を稼ごうと考える
投資には、短期投資の長期投資の2種類があります。投資を始めたばかりの人が短期投資に手を出して失敗してしまうケースもよく見られます。短期投資はハイリスク・ハイリターンなものが多く、初心者には難易度が高いです。
短期投資は短い間で大きな利益を上げられる魅力的な投資に見えがちですが、利益を上げるためには投資に関する豊富な知識や経験が求められます。投資初心者は、まずは投資の勉強も兼ねて長期投資から始めると良いでしょう。
身の丈以上の投資を始めてしまう
投資には、比較的少額の資産から始められるものもあれば、多額の資産がないとできないものもあります。投資初心者によく見られる失敗の1つとして、自分の資産に見合わない身の丈以上の投資を始めてしまうケースがあります。
投資を行う際には、リスクを分散させるために複数の投資先が必要になります。20万円しか資産を持たない人が、最低購入金額10万円の株式を購入した場合、あと1つしか同額で別の株式を購入できません。
最低購入金額が10万円の投資であれば、所持資産は目安として最低100万円以上は必要になるでしょう。現在の資産が20万円の人であれば、1万円程度の投資を複数行うのが身の丈に合っていると言えるでしょう。
投資を失敗してしまう人に見られる共通点
投資で失敗してしまう人には、共通する行動が見られます。投資の失敗につながる共通点をチェックしていきましょう。
投資をギャンブルのように取り扱ってしまう
投資を失敗してしまう多くの人が、投資をギャンブルのように行ってしまうという特徴があります。確かに投資には必ずリスクがありますが、長期的かつ確実に稼ぐためには、できるだけリスクを避けなくてはなりません。
特に感情的で熱くなりやすい人は、短期的な利益を求めてしまったり損失をすぐに取り返そうと焦ってしまったりしてしまう傾向があるので、注意が必要です。
短期的な利益を求めるとハイリスクが付きまとい、より失敗する可能性が高まります。ギャンブル的思考を持たずに、長期的な目で投資に取り組んだ方が安定して利益を得られることを覚えておきましょう。
損切りがうまくない
損切りを上手に活用できない場合も、株式投資では失敗しやすくなります。損切りとは、株価が下落し続け損失が大きくなっている時に、それ以上の損失拡大を防ぐために株式を売却し、現在の損失を確定させることです。
損切りは、株価の回復が見込めない状態では有効な手段と言われていますが、損失の確定に抵抗を感じる人は損切りができず、どんどん損失を大きくしてしまいます。
ルールが守れない
投資を行う際には、自分なりの目的やルールを掲げて守っていくことが大切です。自分で決めたルールを守れない人は、投資が失敗しやすい傾向があります。
損切りが苦手な人も、何%の下落で必ず株式を売却するというルールを決めれば、一定以上の損失を受けることはありません。しかし、そこで「もう少し待てば株価が回復するかも」とだらだら待ち続けると、損失が拡大してしまう場合もあります。
投資は判断が難しいケースも多々ありますが、十分に知識や経験を積むまではあらかじめ定めたルールに忠実に従うようにした方が失敗は少なくなります。
投資を成功させるためのヒント
何事も長期的な目で見て考える
投資は基本的に、数年かけて長期的に儲けるものです。仮に短期的に大きな利益を得たとしても、長期的に損失が多ければ結果的に資産を増やすことはできません。
逆に、短期的にはあまり利益を得ている実感が少なくても、失敗が少なければ長期的には収支がプラスになっています。短期的なその場その場の感情に流されずに淡々と行い、普段から長期的な目で見て考えるのが、投資で成功するために重要なポイントです。
徹底的に調べる
投資は情報収集が全てと言っても過言ではありません。インターネットや証券会社、人の話など調べる方法は様々ありますが、成功している人の多くが常に情報に対してアンテナを張り巡らせています。
より多くの情報を集め、調べた情報が本当に正しいのか精査することで投資を有利に進めることができるでしょう。
ルールは必ず守る
投資においては、自分でリスクを極力回避するためのルールをしっかり決めることが大切です。そして、そのルールを遵守していれば大きく失敗することはありません。
特に損切りなど短期的な損失が絡むルールはどうしても破りたくなってしまいますが、初心者の内はしっかりルールを守ることで失敗を避けられると覚えておきましょう。
まとめ
投資は魅力的な資産運用方法ですが、リスクや失敗はつきものです。投資で大きな失敗を避けるには、いくつかの心がけたいポイントがあります。
今回は、投資で失敗してしまう原因や成功するために気を付けたい点をご紹介しました。投資に挑戦したいと考えている方や投資で失敗続きだという方は、ぜひ参考にしてみてください。