つみたてNISAのお金の引き出し方とは?タイミングや注意点について

つみたてNISAで投資をしている人の中には、つみたてNISAで保有している商品を売って、お金にしようと考えている人もいるのではないでしょうか。複雑な作業ではありませんが、つみたてNISAのお金の引き出し方は事前に知っておいた方が安心できますよね。

そこで今回はつみたてNISAのお金の引き出し方について解説していきます。あわせて、お金を引き出すタイミングや注意点についても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

つみたてNISAのお金の引き出し方

つみたてNISAのお金の引き出し方

それではさっそくつみたてNISAのお金の引き出し方を解説していきます。

売却注文を出せば引き出せる

結論からいうと、つみたてNISAは売却注文さえ出せば、お金を引き出すことができます。つみたてNISAは長期投資を前提としている制度のため、一度購入すると一定期間は売却できないと思っている人がいるかもしれませんが、いつでも売却は可能です。

対面証券会社であれば、担当者に電話をして売却注文をするだけで売却ができます。ネット証券会社の場合はホームページにログインし、図のとおり、売却する商品を選択後、どれくらい売却するのか口数もしくは金額を入力して注文ボタンをクリックすれば、売却できます。細かい注文の流れは証券会社によって異なりますが、この流れを覚えておきましょう。

売却注文を出してから、代金の受取りまでの期間は投資信託によって異なりますが、一般的にはおおよそ4営業日以降になることが多いようです。証券口座にお金が振り込まれたら、登録している銀行口座に送金手続きをします。以上でつみたてNISAのお金の引き出しは完了です。

売却注文を出せば引き出せる

つみたてNISAの廃止もできる

もし、今後つみたてNISAを使わないということであれば、金融機関に申し出て「非課税口座廃止届出書」を提出し、口座を廃止することも可能です。つみたてNISA自体は、開設したままでも口座手数料などの費用は掛からないため口座廃止の手続きは必ず行わないといけないわけではありません。お金を引き出した後は口座自体を整理したい場合には、口座廃止の手続きをとっても良いでしょう。

つみたてNISAのお金を引き出すタイミングは?

つみたてNISAのお金を引き出すタイミングは?

では、つみたてNISAのお金を引き出す(売却する)タイミングはいつが良いのでしょうか。ここでは6つのタイミングを解説していきます。

目標金額を達成したとき

つみたてNISAを始める際に決めた「目標金額」に資産額が達成したときは、売却するタイミングの1つです。もちろん目標金額を達成した場合でも、今後より価格の上昇が期待でき、特にお金を引き出さなくても大丈夫な状況であれば、持ち続けても良いでしょう。

ライフイベントでお金が必要なとき

車や家の購入、結婚など大きなお金が必要なライフイベントがあり、つみたてNISA売却以外の方法でお金を捻出できない場合は、売却のタイミングかもしれません。ただし、つみたてNISAは長期運用を前提に作られている制度です。そのため、「ライフイベントのために投資してきた」という場合を除いて、「お金が必要な状況になったから売却する」という事態にならないように、普段からお金の管理は徹底しておきましょう。

つみたてNISAで買えない商品に投資したいとき

つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が定めた長期運用に適した投資信託のみです。個別株や指定された投資信託以外の商品は購入することができません。もしつみたてNISAでは買えない商品に投資をしたいと思ったら、売却を検討してもいいときかもしれません。特に、投資資金の全てをつみたてNISAに回している状況ならば、売却を選択肢に入れても良いでしょう。

なお、つみたてNISAは一年に一度、NISA口座への変更も可能です。NISA口座の方がつみたてNISAよりも買える商品の幅がグッと広がりますので、NISA口座への変更も検討してみてください。

ポートフォリオを見直すとき

ポートフォリオ(運用商品の組み合わせのこと)を見直し、つみたてNISAでの運用の規模を縮小もしくは停止する場合には、つみたてNISAを一部もしくは全部売却することになるでしょう。ポートフォリオは投資環境に合わせて、柔軟に変更することが大切です。

つみたてNISAも長期運用を前提にしていますが、人によっては柔軟なポートフォリオの変更が必要になる場面も出てくるでしょう。 例えば投資環境が非常に悪くなり、長期間に渡り相場が下落しそうな場合、つみたてNISAの商品を一度売却して、利益確定をすることも選択肢になり得ます。このように、投資環境に合わせてポートフォリオを見直す際には、つみたてNISAを売却するタイミングの1つになり得るのです。

これ以上価格が上がらないという根拠が持てるとき

「これ以上価格が上がらない」という根拠が持てるということは、ここからは価格が下がり、資産価格が減少してしまうかもしれない局面の可能性が高いです。きちんとした根拠があって「これ以上価格は上がらない」と考えるのであれば、お金を引き出すタイミングといえるでしょう。

ただし、つみたてNISAは長期運用を前提とした制度です。そのため、よっぽど強い「価格が上がらない」という根拠がない限りは、お金を引き出すことよりも、引き続き積立投資をしていく方に考えを持っていった方が得策でしょう。

買った理由が崩れたとき

つみたてNISAで商品を買う際には、必ずその商品を買った理由があるはずです。その買った理由が崩れたときが、お金を引き出すタイミングの1つになります。なぜなら、買った理由が崩れた=買っている理由がなくなった、と判断できるためです。

例えば、「金融緩和(世の中に出回るお金の量を増やす政策)をしていて、日本株は上がりやすいから」という理由で日本株に投資をしている商品Aを購入したとします。しかし、ここで日本が金融緩和を突如止めたとなると、商品Aを買った理由が崩れることになります。このときがお金を引き出すタイミングです。買った理由が崩れていないか見逃さないためにも、たまにでも良いので定期的に相場をチェックするようにしましょう。

つみたてNISAのお金を引き出す際の注意点

つみたてNISAのお金を引き出す際の注意点

つみたてNISAのお金を引き出す際に知っておきたい注意点が2点ありますので、紹介します。ここで紹介する注意点を踏まえた上で、お金を引き出すようにしましょう。

非課税枠は復活しない

最大の注意点は、「つみたてNISAの非課税枠は、一度売却すると復活しない」ということです。例えば2020年に20万円分の投資信託を買っているとします。ここでこの20万円分の投資信託を売ってお金を引き出したとしても、非課税枠は残りの20万円のままで、40万円になるわけではありません。このように一度売却してしまうと、非課税枠は復活しないため、お金を引き出す際は「本当に売却して良いのか」しっかり考える必要があります。

非課税枠は復活しない

複利運用が途中で終わる

複利運用とは、投資信託から得られる分配金などをそのまま再投資して運用することをいいます。つみたてNISAで購入できる投資信託の中には分配金をそのまま複利運用しているものが多いです。分配金を再投資せず、当初の運用金額で運用を続ける単利運用と違い、複利運用は投資期間が長ければ長いほど投資金額が大きくなるため、効果が如実に表れます。仮に100万円を年5%の利回りで複利・単利で20年間運用した場合、20年後のそれぞれの資産額は以下の通りです(非課税期間の最長である20年間で計算しています)。

・単利運用:200万円
・複利運用:265万円

このように複利運用で長期間かけて資産運用した方が資産を多く築くことができます。つみたてNISAを途中で売却すると、この複利運用が途中で終わるということを認識しておきましょう。

複利運用が途中で終わる

つみたてNISAでお金を引き出すときに考えたいこと

つみたてNISAでお金を引き出すときに考えたいこと

ここではつみたてNISAでお金を引き出すときに、一度立ち止まって考えておきたいポイントを3つ説明していきます。

一時的な感情に流されていないか

特に「◯◯ショック」というような暴落の際には「これ以上損をが膨らむのは嫌だ……もう売ろう」という風に感情的になりがちです。しかし、つみたてNISAは長期運用を前提としており、20年間非課税で運用できる制度です。暴落の度に感情的になり売却をしていては、長期運用をすることはできません。

確かに、長期間にわたり価格が下落しそうなのであれば、売却するのも選択肢の一つです。しかし、暴落は数年に数回は起こりえます。値下がりするのは嫌なことではありますが、暴落は起こるものと捉えた上で、「本当にこの暴落はずっと続くのかどうか」を冷静に判断して、対応することが大切です。

つみたてNISAは長期的な視点で考える

繰り返しになりますが、つみたてNISAは長期運用を前提としてつくられた制度になります。そのため、短期的に含み損を抱えていたとしても、淡々と積立投資を続けることが大切です。積立投資を長期間することで、長期間にわたり世界経済の成長を享受しながら、複利運用をすることができます。

投資ができる投資信託も、長期運用に適したものばかりです。このようなつみたてNISAの特徴を踏まえた上で、本当につみたてNISAからお金を引き出す必要があるのかどうかを、一度考えてみましょう。

引き出すのではなく、減額や停止も考える

もし、つみたてNISAからお金を引き出すことを考えているのであれば、全額引き出すのではなく、投資金額の減額もしくは停止をすることも考えてみてはいかがでしょうか。

つみたてNISAは一度売却してしまうと、非課税枠が復活しないため、売却しない方がつみたてNISAの制度を活用することができます。やむを得ない事態を除いて、全額売却するのではなく、減額もしくは積立の停止を検討しましょう。

まとめ

まとめ

今回はつみたてNISAのお金の引き出し方やお金を引き出すタイミングや注意点についてまとめました。つみたてNISAの引き出し方は売却注文を出すだけですので、それほど手間は必要ありません。しかし、つみたてNISAは長期運用をしてこそ、その制度を活用することができます。

今回紹介した「お金を引き出す際の注意点」や、「お金を引き出すときに考えたいこと」の内容をよく吟味し、お金を引き出すかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。


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