資産運用金利比較!期待できる金利と10種類の運用方法について紹介

どうやって資産運用しようか決めかねるときに「資産運用金利比較」が役立つことがあります。また、金利は重要なポイントではありますが、それだけでは不十分です。「資産運用金利比較」がどう役立つのかとともに、運用の際に注意すべきポイントや注目点、安全な運用のヒントについても解説します。

資産運用金利比較!長期運用が高利回りのコツ

金融商品の比較のイメージ

金利とは、簡単に言えば増える割合のことです。利益の割合とも言い換えられるでしょう。なお、お金を借りるときにも金利が発生しますが、このときは利息の割合を意味します。

金利についてもう少し詳しくご説明しましょう。例えば金利が3%の定期預金に100万円預けたとします。投資や預金における金利は、通常、年利とも呼ばれる「1年に増える割合」のことですから、1年後には3万円増えて103万円になります。

実際には増えた金額に対して20.315%の税金が発生するため、受け取る金額は1,023,905円ですが、金利が高ければ高いほど受け取れる金額が大きいという事実は変わりません。つまり、金利が3%の定期預金よりは5%、10%の預金に預けるほうがお得なのです。

資産運用にはさまざまな商品がありますが、それぞれ期待できる利益の割合(=金利)が異なります。定期預金、普通預金、外貨預金、個人向け国債、社債、投資信託、株式投資、積立投信、不動産投資、REITの期待できる金利と、それぞれのリスク、メリットを紹介します。資産運用方法を選ぶ際の参考にしてください。

資産運用の種類期待できる金利メリットリスク
定期預金年0.002%元本割れしない途中解約すると利息が減る
普通預金年0.001%元本割れしない銀行が破綻すると1,000万円までとその利息しか保護されない
外貨預金年0.001~0.01%・円預金よりも高金利
・為替が円安になると受け取る金額が増える
為替が円高になると受け取る金額が減る
個人向け国債年0.05~0.5%元本割れしない途中解約すると元本割れする可能性がある
社債年0.5~2.0%国債よりも高金利会社が倒産すると換金できないことがある
投資信託年3.0~5.0%・複数の株式や債券を組み合わせているため分散投資が可能
・分配金により定期的な利益を得られることがある
元本割れの可能性がある
株式投資年1.0~3.0%配当金により定期的な利益を得られることがある元本割れの可能性がある
積立投信年3.0~5.0%平均的な価格で購入できる元本割れの可能性がある
不動産投資年4.0~8.0%立地や運営によっては高利益を期待できる・投資資金を回収できない(=元本割れ)可能性がある
・多額の初期費用が必要
REIT年4.0~7.0%少額で不動産投資ができる元本割れの可能性がある

資産運用は、原則として長期にわたって行います。長期間運用し続けることで、利益を増やすことが可能です。例えば100万円を金利3%で1年間運用すれば1,023,905円ですが、利息も資金に組み込んで10年間運用するならば1,274,049円にもなります。

資産運用をするときは、金利の高さだけでなく、運用期間にも注目するようにしましょう。低金利の運用方法を選んだ場合でも、長期間運用するならば、高利益を見込めるようになります。

金利だけに注目することが危険な理由

危険に注意するイメージ

金利だけに注目をして金融商品を選ぶのは、高金利な商品はハイリスクであることが多いことや手数料についても考慮が必要であること、為替の影響を受けて実際の利回りが変わることから、危険だと言えます。

金融商品を選ぶ際、金利に注目する方は多いです。しかし、金利だけに注目してしまうと、隠れたメリットやデメリットを見逃す恐れがあります。例えば不動産投資は金融商品よりも高い金利を期待できる投資方法ですが、多額の初期費用が必要なだけでなく投資資金を回収できない可能性もあるでしょう。

特に金利に注目すると見逃しがちなポイントについて解説するので、商品選びの参考にしてください。

高金利な商品はハイリスクであることが多い

一般的に、高金利な投資商品は元本が保証されないものが多く、ハイリスクです。先程紹介した資産運用方法の中でも、比較的高金利である投資信託や株式投資、積立投信、不動産投資、REITはいずれも元本割れの可能性があります。

すぐに多額の利益を得たいと考えると高金利商品に目が行きがちです。しかし、ハイリスクであるということを念頭に置き、低金利かつ長期間で多額の利益を得る方向で検討するようにしましょう。

手数料についても考慮が必要

手数料が高い運用方法や金融機関を利用すると、受け取れる利益が目減りしてしまいます。高い金利であれば運用による利益も多額を期待できますが、金利だけに注目するのではなく、売買手数料などの手数料が高すぎないか考慮することが必要です。

一般的に窓口よりネット経由で運用するほうが、手数料は低く設定されています。

為替の影響を受けて実際の利回りが変わる

外貨預金は円貨預金よりも高金利に設定されていることが多いですが、受取時の為替が円高方向に動いているときは、実際の利回りが低くなるだけでなく、場合によっては元本割れする可能性もあります。

金利だけで決めるのではなく、為替の動きにも注意するようにしましょう。円貨との交換時期を選択できる投資商品に関しては、満期後、タイミングを見計らって交換してください。

外貨預金のイメージ

資産運用方法を決める際の5つのポイント

チェックリストのイメージ

資産運用方法を選ぶときには、リスクは許容できる範囲であるか、運用期間や手数料はどれくらいなのか、最低投資額はいくらか、非課税制度を利用できるかについても確認するようにしましょう。

確かに金利は重要なポイントです。同じ投資手法であれば、高金利の商品を選ぶことで効率よく資産運用できます。例えば定期預金や学資保険などの固定金利型の商品を運用するときには、同条件ならば高金利のものを選ぶほうが良いでしょう。

しかし、異なる資産運用方法で選ぶときや、変動金利型あるいは金利が保証されていない投資信託などの投資商品を選ぶときは、金利以外についても注目すべきです。とりわけ注目したい5つのポイントについて解説します。

1.リスクは許容できる範囲か

どの投資商品にもリスクはあります。投資をする前には必ずリスクの種類を明らかにし、許容できる程度なのか調べておきましょう。

例えば個人向け国債ならば、リスクは「途中解約すること」だけのため、途中解約さえしなければ投資資金は確実に増える投資商品です。一方、投資信託は価格が変動する商品のため、投資家自身が途中で投げ出さなくても元本割れする可能性は十分にあります。

自分でコントロールできないリスクを許容できない方は、投資信託や株式投資などの元本割れの可能性がある運用手法は不向きといえるでしょう。

2.運用期間

運用期間が決まっている場合は、どの程度か事前に調べておきましょう。将来的にまとまった資金が必要になる場合は、そのときまでに引き出せるようにしておくことも大切です。途中で引き出すと解約手数料がかかって、利益が減ることもあります。

例えば定期預金は運用期間が決まっているため、途中で解約すると手数料が差し引かれてしまい、実質的な金利が出し入れ自由な普通預金程度の金利程度にまで下がってしまうかもしれません。

3.手数料

資産運用にはさまざまな手数料が発生します。売買手数料や解約手数料など、どのような種類の手数料がかかるのか、それぞれの手数料はいくらなのか調べておきましょう。

また、手数料は低ければ低いほど効率の良い投資ができるため、資産運用口座を開設するときは各種手数料が低く設定されている金融機関を選ぶようにしてください。

4.最低投資額

運用商品によっては、最低投資額が決まっていることがあります。場合によっては最低投資額が高額過ぎて利用できないということもあるので、事前にチェックしておきましょう。

運用方法のなかには、金融機関にまとまった資金を預けて、運用を担当者に一任する「ファンドラップ」という方法があります。しかし、金融機関によっては最低投資額が3,000万円程度の高額に設定されていることもあり、利用したくても資金面で難しいケースも考えられます。

5.非課税制度を利用できるか

NISAやiDeCoなどの非課税制度を利用すると、税金が差し引かれない分、受け取る利益が増えます。例えば、株式投資や投資信託の利益に対しては20.315%の税率が適用されますが、非課税制度を利用すれば税金は差し引かれません。NISAもiDeCoも運用できる金額には上限がありますが、できるだけ活用するようにしましょう。

資産運用で失敗を回避する5つのポイント

投資に失敗するイメージ

資産運用での失敗を防ぐためには、複数の商品に分散投資し、ローリスクで長期運用を行い、積立投資を利用することが大切です。また、手数料が低い証券会社を選んで運用コストを下げ、資産運用は余剰資金で行うようにしましょう。

元本保証型の投資商品以外は、いずれも元本割れの可能性があります。資産を増やすために資産運用するつもりが、結局のところは資産を減らすことにもなりかねません。場合によっては、教育資金や老後資金にも影響が出てしまうこともあるでしょう。失敗を回避するための5つのポイントについて詳しく紹介します。

1.複数の商品に分散投資

ひとつの商品に集中投資すると、万が一価格が下がったときには資産が減ってしまいます。好条件で運用できるように思える投資商品であっても、元本保証型でない限り、回収できる金額が投資した金額を下回る可能性はあるのです。

思うように運用できないケースに備えるためにも、複数の商品に資金を分散して投資を行い、リスクも分散させましょう。

2.ローリスクで長期運用

ハイリターンの投資商品はハイリスクのことが多いです。うまく運用して高利益を得ることも可能ですが、失敗して予想以上の損失を被る可能性もあります。失敗を回避したいのなら、ローリターンであってもローリスク型を選び、長期運用することで増やしていきましょう。低金利であっても、長期運用すれば増やすことは可能です。

長期運用のイメージ

3.積立投資を利用する

投資信託のように価格が変動する金融商品を購入する場合は、価格が割高なタイミングで購入してしまうリスクがあります。しかし、購入タイミングを何度にも分散するならば、割高なときにまとめて購入してしまうリスクを軽減することが可能です。

例えば価格変動が激しい投資信託に投資するときは、1回にまとめて購入するのではなく、毎月あるいは毎週少しずつ購入する積立投信を利用してはいかがでしょうか。積立投信の銘柄によってはつみたてNISAを利用できることもあるため、リスク減と節税を同時に実現することもできます。

分散投資のイメージ

4.手数料が低い証券会社を選ぶ

売買手数料が高いと、手数料が気になってしまい、購入・売却を繰り返しがしづらくなります。価格が上昇傾向にあり「そろそろ売却のタイミングかな」と思っても、まだまだ価格が上昇しそうなときは「上がり切るまで待とう」と考えるかもしれません。そのうちに価格が急落し、利益を得損なうこともあるでしょう。

しかし、売買手数料が低い、あるいは無料の金融機関を利用しているならば、手数料を気にせずにこまめに利益を確定することが可能です。また、投資商品の見直しもこまめに行えます。

ネット証券ならば売買手数料が無料のところも多いので、ぜひ利用して、臨機応変な対応ができるようにしておきましょう。

5.余剰資金で資産運用をする

生活を切り詰めて資産運用すると、思わぬ支出が続くときなどには投資に資金を回せず、場合によっては途中解約せざるを得なくなることもあります。今すぐ使わない余剰資金を使って、無理のない範囲で運用するようにしましょう。また、積立型や保険料などを毎月支払う場合には、家計に影響を与えない程度の金額に設定することも大切です。

まとめ

前向きな女性のイメージ

資産運用の方法を決める際には、資産運用金利比較をして、それぞれの方法で期待できる金利について知っておくことが大切です。しかし、金利にだけ注目しているとリスクや手数料への注意がおろそかになることがあります。特に元本保証型ではない投資方法に関しては、資産運用するつもりが資産を失う可能性もあるので注意が必要です。分散投資や積立投資も意識した上で、自分に合う投資方法を見つけてください。