手軽に貯まる楽天ポイントカード運用コツとは?運用のメリット・デメリットもご紹介

積み重ねたコインから芽生える植物

この記事をご覧になっているということは、楽天ポイントカードの運用について調べている最中かと思います。様々な場所で貯めて利用できる便利な楽天ポイントですが、楽天ポイントカード運用でより多くのポイントが貯められるようになるでしょう。

投資感覚でできると言われている楽天ポイント運用とは、一体どのようなものなのでしょうか?今回は、楽天ポイントカード運用のコツと魅力についてご紹介していきます。運用時の注意点もご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

ショッピング以外で貯まる!楽天ポイントカード運用の特徴

積み重ねたブロック

楽天ポイントカード運用とは?

楽天ポイントカード運用は楽天スーパーポイントを使って、投資を疑似体験できるサービスです。人気サービスで2021年8月にユーザー数が500万を超えました。

実際の株式や投資信託を購入するものではなくて、投資信託の値動きに合わせてポイントが変動する仕組みになっています。

現金や証券口座は不要、楽天ポイントだけで始められますから投資未経験の人もリスク少なく安心して利用できます。

少額の楽天ポイントから、開始、引き出しが好きなタイミングでできますので、「これから株を勉強してみたい方」や「楽天ポイントが余っている方」にはぴったりのサービスです。買い物でなかなかポイントが増えない人でも運が良ければ、多くのポイントを得られるかもしれません。

増えた人の割合95%、1年間ほったらかしで+25%の利益

楽天ポイント運用の公式サイトによると、2020/7/16~2021/7/16の1年間で増えた人の割合が95%、1年間ほったらかしで+25%の利益になったそうです。

例えば、4万ポイントを運用しておいたら+1万ポイント、1万ポイントを運用しておいたら+2500ポイント増えていた計算になります。

もちろん時期により利益は変わりますが、初心者向けの疑似体験できるサービスでこの利益はすごいです。

2種類の運用コースから選ぶだけ

株や投資信託といえば「何を買えば良いの?」「変なのを買ってしまったらどうしよう?」と悩む方もいるでしょう。楽天ポイントカード運用はアクティブコースとバランスコースの2種類の運用コースから選ぶだけで始めることができます。

アクティブコース、バランスコースのどちらもプロが運用する比較的緩やかな資産形成を目指した投資信託を基準にしていますので、運用リスクは少ないと言えるでしょう。

  • アクティブコース

アクティブコースは投資信託「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」の基準価格と連動するコースです。

この投資信託の内訳は「大きなリターンが狙える株式70%と堅実な債券30%」の組み合わせです。

アクティブコースと言いつつも、景気に左右されにくい債券が含まれているので安心感があります。株式の比率が高いため、ポイントが大きく変動するリスクはありますが、もし投資に成功すれば返ってくるポイントは大きくなるでしょう。

参考までに、投資信託が始まってからの3年間の損益は以下の通りです。3年間で32%も増えています。

期間損益
2018~2019年+1.91%
2019~2020年+6.37%
2020~2021年+24.39%
合計+32.67%
  • バランスコース

バランスコースは投資信託「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)」の基準価格と連動し、アクティブコースよりも堅実な投資ができます。

この投資信託の内訳は「大きなリターンが狙える株式50%と堅実な債券50%」の組み合わせです。

バランスコースは、投資に自信がない人や運用が怖い人でもリスクを少なくより堅実に運用が行えるようになっています。

参考までに、投資信託が始まってからの3年間の損益は以下の通りです。3年間で19%も増えています。

期間損益
2018~2019年+3.50%
2019~2020年+5.65%
2020~2021年+10.06%
合計+19.21%

楽天ポイントカード運用のメリット

円マークを持つ手

口座開設不要ですぐに始められる

楽天ポイントカード運用は証券会社の口座開設が必要ありません。審査は不要で誰でも簡単にすぐ始められる特徴を持っています。

これまでに口座開設の手間が面倒で投資をしてこなかった人も、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

手数料が無料、100ポイントから少額で始められる

楽天ポイントカード運用は何といってもポイントだけで始められます。費用は掛からず、登録手数料・利用料ともに無料です。

運用するポイントは気軽に貯められる100ポイントから、引き出しは1ポイント単位となっています。手軽さが非常に魅力的です。

なお、1回の追加上限は通常会員が3万ポイント、ダイヤモンド会員が50万ポイント。運用額の上限は特にないようです。多くの楽天ポイントを使って投資にチャレンジすることもできます。

疑似的に運用を体験できる

投資はベテランの人が有利に立つ世界なため、知識やスキルを持っていない初心者がいきなり大きな現金を運用するのは危険です。その点、楽天ポイント運用は小額から資産運用を試すことができます。

楽天ポイント運用と連携している投資信託「楽天・インデックス・バランス・ファンド」は、よくニュースで耳にする「日経平均指数」と大きな相関があります。これまで経済ニュースに興味がなかった方にとっては、経済ニュースや相場の動向を勉強する良い機会になるでしょう。

楽天ポイントカード運用のデメリット

楽天ポイントを貯める方法が限られている

様々なメリットがある楽天ポイントカード運用ですが、デメリットもあります。

楽天ポイント運用はそもそもポイントがなければ始められません。普段から楽天のサービスを利用している人には問題ありませんが、ポイントを貯めるためには買い物をする必要があります。

買い物をほとんどしない方は楽天カードを作ったり、楽天モバイルや楽天でんきなどの様々なサービスに登録するだけでポイントがもらえる場合もあります。楽天市場を普段使いしない方は、この方法で集めてみましょう。

運用したポイントが減る場合がある

金融商品ではありませんが資産運用疑似体験であるため、元本が保証されておらず貯めたポイントが減ってしまうことがあります。

バランスコース、アクティブコースのどちらともこの3年間は緩やかに上昇を続けてきていますので、いきなり大損することは考えにくいです。ただし、投資なのでポイントが減ってしまう可能性もあることを念頭において運用しましょう。

期間限定ポイントは追加できない

楽天ポイントカード運用の中でも特にもったいないと感じるのが期間限定ポイントでは運用できない点です。楽天カードを発行した際にもらえる5000ポイントや8000ポイントでは運用は不可能であり、買い物などによって得た通常ポイントのみが運用の対象になっています。

SPUの対象外

SPU(スーパーポイントアッププログラム)とは、楽天の様々なサービスを使うことで、ポイントの倍率がアップするプログラムです。

残念ながら、楽天ポイントカード運用でポイントが増えたとしても SPUの対象になっていません。そのため、楽天ポイントカード運用だけではより高い還元率にするのはできない形になっています。

大きくは稼げず他の投資信託は買えない

運用できるコースは2つしか選べないので投資上級者には物足りないかもしれません。「もっと大きな利益が出る株があるのに」「大きなリターンが狙える投資信託が買いたい」と考えても選ぶことはできません。

アクティブコース、バランスコースのどちらとも投資未経験者のためのコースになっています。

楽天証券なら、楽天ポイントで上記の2コース以外の株や投資信託を買うことができます。もっと投資をやってみたい方は楽天証券の口座開設をしてみましょう。

楽天ポイントカード運用コツは5つ!

電卓とペンとグラフ

迷ったら2つのコースで運用をしてみる

楽天ポイントカード運用でどちらにするべきか悩んだら、リスクが少ないバランスコースをおすすめします。大きく利益を狙いたいならアクティブコースが良いでしょう。

それでも悩む場合は、アクティブコースとバランスコースどちらか1つに絞ることなく運用ができますので、どちらのコースも100ポイントずつ入れて試してみて自分に適しているコースを探してみることもできます。

日経平均が大きく下がったらポイントを追加、長期運用を心がける

株価は上下しながらゆっくりと上昇する傾向があると言われています。多少マイナスになっても焦って引き出しをしない方が良いでしょう。

日経平均が大きく下がったと思ったら、少しずつポイントを追加。多少のマイナスは気にせず忘れてしまうぐらいの気持ちがコツです。

2018年からの3年間は毎年プラスですから、数日単位で売買するのではなく、数か月~1年単位の長期運用を心掛けることがおすすめです。

日経平均が大きく上がったらポイントを引き出す 目安は+10%くらい

焦らずにじっくりと長期で挑んでも良いですが、株は「株価が安いときに買い、高いときに売る」が大事な考え方です。

もし、日経平均が大きく上がり、いきなり10%以上もポイントが増えたら全額か一部のポイント引き出しを考えてみても良いでしょう。

場合によってはポイントを引き出して大損を避ける

2020年3月のコロナ蔓延のような株価の大きな下落があるようなタイミングでは、大きな損失を防ぐためにポイントを引き出すことも考えられるでしょう。

投資においては、大きな下落の予兆が確認できたら、投資から一旦引き上げることも大事な考え方です。ただし、バランスコース、アクティブコースともにコロナによる株価の大きな下落があっても結果的にはプラスとなっているので、あまり神経質に気にしなくても良いかもしれません。

普段の生活で楽天ポイントをできるだけ貯める

2020年からの1年間で+25%となっていますが、運用に回せるポイントが少ないと利益はほとんどでません。参考までにどの程度、ポイントが増えるかをシミュレーションした表を載せておきます。

ポイントカード運用に入れたポイント1年で増えたポイント
10025
1000250
1万2500
4万1万
8万2万

原資が大きいと貰えるポイントが全然違いますね。楽天市場で買い物や、日頃の買い物で楽天ポイントカードをマメに提示したり、ポイントを貯める習慣を身に着けておくようにしましょう。

まとめ

楽天ポイントカード運用は投資未経験者でも気軽に始められる多くのメリットがあるサービスです。

運用資産ゼロからのスタートで口座開設の必要はなく、手数料も無料、さらには投資信託と連動していることから投資を勉強するにはピッタリです。将来的に他の投資信託を買うキッカケになるかもしれませんね。

投資の世界に踏み出す一歩として楽天ポイントカード運用を試してみてはいかがでしょうか。