「こんな時代、みなさんはしっかり老後のお金について対策はできていますか?」
こんな時代とは、どんな時代でしょうか。「人生100年時代」です。
【人生100年時代とは】
・ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
(引用:人生 100 年時代構想会議 中間報告
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/pdf/chukanhoukoku.pdf)
たくさんの人が「100歳以上生きる」という世の中になっていくようです。
女性の平均寿命が『87』歳である現在、今後も医療技術が発展していくことを考えると、不思議なことではありません。
さて、仮に人生が100年続くとすると”老後のお金”について不安を抱いてしまいませんか?
この記事を読むことで、口コミ調査の結果から得た「女性向けのお金を貯める方法」について分かります。
目次
女性向けお金を貯める方法とは
・社会で働く女性の数が増えた
・女性の平均寿命は、男性より長い
上記から考えると、女性は「お金の扱い方」について男性と同じ、もしくはそれ以上に学ぶ必要があるのではないでしょうか。
しかし、お金を貯めるのに代表的な『投資等の資産運用』を形成している女性の割合は少ないのが現状です
【出典】総務省統計局より全国消費実態調査
こういった現状を踏まえて、お金について女性向けな「わかりやすい」説明をしていきます。
将来不安であるのは、年金破綻の恐れ
「将来の公的年金は大丈夫だと思いますか?」
・公的年金
・私的年金
年金は、上記のように2種類に分けられます。
さらに、公的年金は、20歳以上〜60歳未満のすべての人が加入する「国民年金」、会社などに勤務している方が加入する「厚生年金」の2種類に分かれますね。
そこで不安なのが、「はたして将来『公的年金』はしっかり受け取れるのか…」ではありませんか。
国が、「年金は問題ありません」と公言してくれれば安心なのですが、実際は全く違いますよね。
「老後2000万が必要。資産運用をオススメします」と金融庁が先月発表しました。
そこで、「どう備えればいいかわからない!」という方にオススメするのが『自分年金』です。
自分年金とは
「国の年金に頼らず、自分自身で老後(セカンドライフ)のお金をなんとかしよう!」
これが、自分年金です。たとえ、将来『公的年金』が受け取れたとしても、
・受給額が少なくなる
・年金支給開始の引き上げ
といったように「今まで通りに、年金が受給できなくなってしまう恐れ」がありますよね。そういった、漠然とした『年金の不安』を解決してくれます。私的年金が、自分年金になることを考えていただけるとわかりやすいでしょうか。
自分年金の方法
ここからは「よし。自分年金をつくっていくぞ!」という方へ向けて、
・貯金
・投資
・個人年金保険
といった、上記の3パターンに分けて解説していきます。
貯金
1つ目の方法は『貯金』です。一番カンタンで、手軽な方法です。しかし結論から申し上げて、お金を貯める(増やす)には全く向いていません。
「銀行に預けた際の金利はご存知でしょうか?」
銀行にお金を預けると、年間数%の利息を得ることができますね。それを金利と呼びますが、現在メガバンク金利は普通預金で0.001%、定期預金で0.01%です。
つまり、100万円を1年預けても、普通預金で10円、定期預金で100円しか利息で得られないということです。
ということで、自分年金を「貯金」としてつくっていくのは全くオススメしません。
投資
「株は安く買って高く売る」
これは、株式投資全般というより、全ての商売に当てはまる言葉です。安く買って高く売る。シンプルでカンタンそうに聞こえるかと思いますが、投資の世界は、「8割の投資家が損をする」といわれているぐらい厳しい世界です。
では、「女性に投資はオススメしないのか」というとそうではありません。上手く利用することで、誰でもカンタンに投資を行うことができます(後ほど紹介します)。
個人年金保険
・保険会社の破綻リスク
・為替リスク
・インフレによるリスク
上記のような『リスク』があるにもかかわらず、リターンはかなり少ないです。さらに、途中解約してしまうと、何十万〜何百万円の損をしてしまう可能性があります。個人年金保険は「ハイリスク・ローリターン」な場合が多く、オススメしません。
iDeCo(イデコ)とは
「自分年金について、世間の人々はどのような対策をとっているんだろう?」
上記のような疑問を解決すべく、口コミを調査してみました。その結果「iDeCo」というサービスが人気だということが分かりました。
iDeCoは、「私的年金のサービス」です。
コツコツと積み立てながら自分で運用する、自分年金の一つです。
iDeCoは、国民年金基金連合会によって、1991年に厚生労働省の認可によって設立されました。現在では、20歳以上60歳未満の人が加入でき、100万人を超える加入者数がいます。
iDeCoのサービスとは
iDeCoのサービスをカンタンに説明すると、「節税が可能な、年金のための積み立て投資」です。(節税については後ほど、iDeCoのメリット・デメリットの章で解説します。)
iDeCoは、月々5000円〜の積み立てを行い、それを自分で運用する積み立て投資のサービスです。投資というと、難しいイメージがありますが『投資信託』を行うことで、女性の方で初心者でもカンタンに利益を生み出せやすくなります。
投資信託とは、「投資をプロにまかせてしまう」サービスです。その分手数料が少し取られてしまいますが、iDeCOでは、通常より安く購入できるようになっており、その分利益を生み出せやすくなります。
iDeCoのメリット・デメリット
iDeCoを利用することでどんなメリットがあるのか気になりますよね。さっそくみていきましょう。
メリット
・掛け金が全額所得控除
・運用益も非課税で再投資
・受け取るときも大きな控除
上記のような3つの税制メリットがあります。
まず、積み立てる時、「掛金の全額が所得控除」されます。掛金の年間合計額がその年の所得から差し引かれるので、所得税や住民税が軽減されます。
次に、「投資等の運用によって得た収益については非課税となること」です。前述の通り、iDeCoでは、定期預金や投資信託などの商品で運用します。通常では株などの『金融商品』によって得た利益は、その20.315%が税金として差し引かれますが、iDeCoで運用した場合は非課税となります。
最後に、「積み立てた資産を受け取る際、所得税が軽減されること」です。全額をまとめて受け取る場合は「退職所得控除」、分割で受け取る場合は「公的年金等控除」が受けられます。
デメリット
・口座管理手数料がかかる
・60歳になるまで「積み立てたお金」、「運用利益」を引き出せない
iDeCoに加入すると、新規加入時に2,777円、運用期間中は最低でも年間2,004円の手数料がかかります。また、60歳になるまでに「どうしてもまとまったお金が必要」といった場合でも、引き出せません。
まとめ
口コミの結果から、iDeCoが自分年金の方法の1つとして人気なのは間違いないようです。
iDeCoでは、投資へのお金の運用は強制となっていないので、不安な場合は「節税」の恩恵だけでも受けることができます。まずは、iDeCoによる節税から始めてみてもお得なので、試してみてはいかがでしょうか。
以上「【必見】女性向けお金を貯める方法。自分年金の口コミ調査」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。