SBI証券は、大手金融グループとして知られているSBIホールディングスに属しているネット証券です。数あるネット証券の中でも、口座の開設数が多いことから投資家からの注目度が高いことが伺えます。しかし、ネット証券はSBI証券以外にもたくさんあるため、これから始めようと考えている人の中には、どれが良いのか迷う人も多いでしょう。
そこで今回は、
- SBI証券の特徴とは
- 初心者におすすめできるSBI証券の投資信託はどれか
- 自分に合うファンドを探すにはどうすれば良いのか
についてご紹介します。SBI証券で投資信託を始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
SBI証券で投資信託の特徴
取り扱いファンド数がネット証券でトップクラス
SBI証券は、ネット証券でもトップクラスのファンドを取り扱っています。どのネット証券でも米国株や中国株など幅広いファンドを取り扱っていますが、その中でもトップに立っているのです。
- 米国株 約1,400銘柄
- 中国株 約1,390銘柄
- 韓国株式 約60銘柄
- ベトナム株式 約350銘柄
- 海外EFT 約300銘柄 など
これは、2017年6月時点の情報ですが、非常に豊富な銘柄を取り扱っていることが分かります。投資信託の取扱数も豊富です。
- 取り扱い銘柄 2,625本
- ノーロード取り扱い銘柄 1,283本
- 積立可能銘柄 2,480本
このように豊富な商品ラインナップを揃えているため、自分に合った投資を実現できます。
外貨建てMMFも投資可能
SBI証券では、外貨建てMMFにも投資ができます。取り扱っているのは、6通貨9銘柄となっています。
- 米ドル
ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド
ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド
ノムラ・グローバル・セレクト・トラス
ゴールドマン・サックス
- カナダドル
ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド
- 豪ドル
ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド
- NZドル
ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド
- 南アフリカランド
ホライズン・トラスト
- トルコリラ
トルコ・リラ・マネー・マーケット・ファンド
外貨建てMMFは、毎月5,000円から積立設定ができるため、少しずつ投資を始めたいという人にもおすすめです。2016年1月1日からは、株式投資や投資信託との損益通算ができるようになっています。
100円からの投信積立で資産形成が可能
SBI証券は、100円から投信積立で資産形成ができるという特徴もあります。投資をするためにはある程度まとまったお金がないとできないと思う人が多いでしょう。確かに、まとまったお金がないとできない投資もあります。
しかしSBI証券の投資信託であれば100円からスタートできるため、まとまったお金が用意できない人でも始めやすくなっています。投資経験がほとんどなくて不安だという人でも、100円なら気軽に投資できるという魅力があります。
積立の設定は途中で帰ることもできるため、資金に余裕が出てきたら投資額を増やすことも可能です。それだけではなく、1年間の投資金額が40万年までであれば運用益が非課税となるつみたてNISAも100円から始められます。
投資信託を便利にするサービスが充実
SBI証券は、投資信託をより便利にするためのサービスも充実しています。
- 入出金が無料
SBI証券が提携している銀行からの入出金なら、手数料が無料になります。
【提携している銀行】
- 住信SBIネット銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 楽天銀行
- ゆうちょ銀行
- 夜間取引にも対応している
夜間取引にも対応しているため、取引所が開いていない時間でも株式の取引が可能です。昼間は忙しくて取引が難しい人でも、無理のない範囲で取引ができるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
初心者におすすめのSBI証券の投資信託5選
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、購入や換金の手数料がかからないため、メリットが大きいファンドだと言えます。先進国を中心とした株価を見る中で、主要国の株価に連動した値動きを目指しているのです。
低い信託報酬で海外株式への投資ができるという点も、ニッセイ外国株式インデックスファンドならではの特徴です。初心者から経験者からも人気が高くなっています。
SBI・バンガード・S&P500
SBI・バンガード・S&P500は、世界でも最大級と言われている運用会社であるバンガードとSBIグループが手を組んだことで実現した米国株への投資を行うファンドです。信託報酬は年率0.1%を下回っています。バンガードはいくつかのETFを提供していますが、その中でも特に人気が高いバンガード・S&P500ETFへの投資を実質的に行えます。
ニッセイ日経225インデックスファンド
ニッセイ日経225インデックスファンドは、日本の代表的な株価指数である日経平均株価(225種・東証)との連動を目指して運用されているファンドです。日経平均株価は私たち日本人にとって身近なので、値動きを把握しやすいという特徴があります。値動きの分かりやすさから投資の教材にも最適なので、これから投資を始めたい人にもおすすめです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、アメリカの主要企業によって構成されているS&P500に連動し、成果を目指すファンドです。アメリカの成長率は先進国の中でも高く、長期的な成長が期待されています。コストも抑えられるという魅力もeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)にはあります。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、日本以外の先進国に投資するファンドです。MSCI Kokusai Indexに連動した値動きを目指しています。業界で最低水準のコストを目指すというコンセプトのもと運用されています。
SBI証券で自分に合ったファンドを探す方法
貯蓄状況から商品を選ぶ
貯蓄状況に合わせた商品を選ぶことは重要なポイントになります。貯蓄がほとんどない人がハイリスクな投資にチャレンジすると、失敗した時のダメージが大きくなるのでおすすめできません。
そのため、投資信託など所為額から始められる投資をおすすめします。貯蓄に余裕がある場合は、株式など利回りが良い投資を始めた方がメリットを感じやすいです。
投資目的から商品を選ぶ
投資信託は、元本割れの可能性があります。そのため、どのような目的で使うのかを考えて選ぶ必要があるのです。
教育費や住宅ローンなどで数年以内に必要になる場合は、手堅い運用がおすすめです。例えば、公社債投資信託や債券の組入比率が高めの株式投資といったものが当てはまります。目的がない余裕資金で投資をするのであれば、興味がある投資信託を始めても問題ありません。
パワーサーチで自分に合った商品を探そう
SBI証券では、自分に合った投資を実現できるように、投信検索ツール・パワーサーチを用意しています。パワーサーチは、銘柄選びから投資の判断まで1画面で行えるとても便利なツールです。ただ見やすいだけではなく、投資地域や買付手数料、決算頻度、分配金額、トータルリターンなど、様々な条件で絞込検索ができます。
さらに、国内株式と国際株式のような複数項目を選択した検索も可能です。最もトータルリターンが高くなるファンドや分配金の利回りが高いファンドといったように、投資スタイルに合うファンドを選べるのは大きなメリットになります。
商品探しの悩んだ時はSBI-ファンドロボ
どうしても商品選びに悩んで決められないのであれば、SBI-ファンドロボの活用がおすすめです。SBI-ファンドロボは、投資の意向をヒアリングし、投資経験や資金の性質などに基づいた提案をしてくれます。
ヒアリングの結果に応じて、運用効率が良い投資信託を提案してくれるため、初心者にもおすすめのツールだと言えます。世界でも最も知名度が高い評価機関・モーニングスター社が手掛ける最新のデータを元にした選定を行うため、信頼できる結果が導き出されるでしょう。
まとめ
ネット証券は、数が非常に増えています。その中でもSBI証券は、多くの投資家に注目されています。口座の開設数が多いことから、それは確かなものだと言えるでしょう。
パワーサーチやSBI-ファンドロボなどもツールも用意しているため、これから投資信託を始めるという人でも自分に合うファンドを選べるというメリットもあります。もしも、ネット証券選びで悩んでいるのであれば、SBI証券を視野に入れてみてはいかがでしょうか?